分散SharePoint環境も一元管理する クエスト・ソフトウェアの「Quest SharePoint Solution」 〜 Exchangeのパブリックフォルダからの移行も容易に

		Quest SharePoint Solutionの構成

　クエスト・ソフトウェアのQuest SharePoint Solutionは、次の3製品で構成される。

Quest SharePoint 管理ソリューション

		Site Administrator for SharePointによる 快適なSharePointサイト管理

　Quest SharePoint Solutionの中核となる製品である「Site Administrator for SharePoint」（以下、SA）は、企業内に存在するすべてのSharePointサイトを自動に検索して一元的に管理できる。各コンテンツへのアクセス状況などをデータ収集からレポーティング、グローパルポリシー管理まで、システム管理者によるSharePointの管理業務を強力にサポートする。

　導入が容易なSharePointは、部署やグループといった単位で気軽にサイトが構築されることも多く、場合によってはシステム管理者が知らないうちに勝手にサイトが作られていることもある。「SA」の自動検出機能を使えば、社内に分散配置されたさまざまなバージョンのSharePointサイトを検出して、管理対象として自動的に登録できる。

　「SA」の操作には、Windows利用者には馴染みのMMCスナップイン・インターフェイスを採用している。Webブラウザを使うSharePoint標準の管理ツールでは目的の管理対象にたどり着くまで何度もページ遷移を繰り返す必要があるが、「SA」ではエクスプローラ形式で全SharePointサイトの階層構造を表示し、マウスで直感的に指定できる。

　また、仮想サーバやサイトに対する設定をポリシーで一元管理していることから、各種設定をまとめたポリシーを一度に複数の仮想サーバ、サイトへ適用することも可能だ。そのため、人的な設定ミスを防ぎ、繰り返しの設定操作による負担を軽減できる。

Site Administrator for SharePoint管理コンソール。エクスプローラ型式で全SharePointサイトの階層構造を表示する

　「SA」には、SharePointサイトの利用状況に関連する強力なレポート機能が搭載されている。カテゴリごとに分類された31種類のレポートテンプレートが用意されており、サーバ／サービス／サイト／コンテンツ／ユーザなどに関するレポートが出力可能で、レポート作成の労力とコストを大幅に軽減できるはずだ。

		Exchangeパブリックフォルダのデータを自動変換して SharePoint環境に移行

　Public Folder Migrator for SharePoint（以下、PFM）は、Exchangeパブリックフォルダのデータを自動的にSharePoint環境に移行するツールで、「SA」のアドオンとして動作する。

　マイクロソフトは時期は明確にしていないものの、すでにExchangeのパブリックフォルダ機能の終了を明らかにしており、同機能からSharePointへの移行を検討している企業が増えている。しかし、長年運用していればパブリックフォルダ内には大量のデータが蓄積されているはず。その要不要を選り分けて、アクセス権などを含めてSharePoint上に同じ環境を再構成するのは、そう簡単なことではない。「PFM」は、ウィザード型式でExchangeパブリックフォルダのデータを自動的にSharePointサイトへと移行をナビゲートする。もちろん、権限付きでデータも自動変換できる。

　またクエスト・ソフトウェアでは、PFMをご利用いただく際に「MessageStats」を6カ月無料で提供している。ExchangeパブリックフォルダからSharePointへの移行を成功させるためには、パブリックフォルダ環境の現状を正確に把握することも重要だ。「MessageStats」は、パブリックフォルダの現在の利用状況や権限の構成情報、環境に関する情報を収集・レポートする。

Public Folder Migrator for SharePoint。移行はジョブ単位で実行し、ジョブスケジュールも可能

		SharePointサイトの容易なバックアップ・リカバリ

　Recovery Manager for SharePoint（以下、RM）は、SQL ServerのバックアップからSharePointのデータを素早くリカバリする製品だ。これも「SA」のアドオンツールで「SA」の管理コンソールから包括的で詳細な検索機能と便利なドキュメントプレビュー、そしてコンテンツごとまたはドキュメントライブラリやサイト全体からの迅速なリストアを提供する。

　また「RM」は、SharePointの標準バックアップ（SQL Serverバックアップ）からのリストアだけではなく、クエスト・ソフトウェアのSQL Serverバックアップ/リカバリ製品「LiteSpeed for SQL Server」の圧縮・暗号化されたバックアップからの復旧も可能だ。

		さらに発展を続けるQuest SharePoint Solution

　現在、クエスト・ソフトウェアが国内でリリースしているQuest SharePoint Solutionは3製品だが、Webパーツを提供する開発ツール「Development Studio for SharePoint」のリリースも、近く行われるという。さらに、コンプライアンスやセキュリティ対策に必要な監査ツール「InTrust Plug-In for SharePoint」、SharePointサイトのマイグレーションや統合などを管理する「Migration Manager for SharePoint」なども、順次日本市場に投入される予定だ。

　これらは統一の操作性を持ち、統合的に活用できるように作られている。社内の情報共有基盤にMicrosoft SharePointを選んだら、その管理負荷軽減のためにクエスト・ソフトウェアのQuest SharePoint Solutionをお奨めしたい。

SharePointを効率的に運用管理する4つの秘訣とは？ 社内のポータルやグループウェアとして利便性の高いSharePoint環境の効率的管理に欠かせない4つの秘訣。Quest SharePoint Solutionを提供するQuestSoftwareがご紹介。 導入や設定が容易でOffice製品との相性も良いことから、社内・部署内のポータルやグループウェアとしてMicrosoft OfficeSharePoint Server（MOSS）の導入が増えている。　 しかし、Exchangeパブリックフォルダからの移行は容易ではない。さらに導入後、企業内で SharePointサイトが増加すると、システム管理者の負担は計り知れない。 そんな不安や悩みを解消するのがクエスト・ソフトウェアの QuestSharePoint Solution。 Exchangeパブリックフォルダのデータを自動変換してSharePoint環境にスムーズに移行させる。また分散しているSharePointサイトを一元的に管理可能なため、コストも時間も短縮できる。 この資料では、SharePoint環境を組織として効率的に管理するために必要な4つの秘訣をこっそり伝授する。