あらゆるデータ保護/リカバリニーズを包括的にカバー 万が一の災害に備えるには、 バックアップとレプリケーションが必要だ! |
四川大地震やミャンマーのサイクロンなどの天災や災害はいつ襲ってくるか分からない。他方で、企業内で取り扱うデータは量・質ともに増加する一方だ。そのような状況において、万が一の場合でも事業を継続するためには、バックアップにとどまらないリカバリマネジメントが必要になってくる。このような問題を解決するべく、包括的なリカバリマネジメントソリューションを提供するのが日本CAだ。 |
予想外の災害に備えるために、“リカバリマネジメント”の底上げが必要 | ||
日々、企業が取り扱うデータ量が増加し、事業への影響力が増している昨今では、「非常時にいかにデータを守り、事業を継続するか」が非常に重要な課題となっている。特に先日発生した中国・四川大地震やミャンマーのサイクロン被害の甚大さを考慮すると、複数拠点へのデータ分散することの必要性を思い知らされる。
そんな中、日本CAではデータ保護/リカバリ市場において、バックアップにとどまらない包括的なリカバリマネジメントソリューションを提供している。
「データ保護やリカバリへの取り組みは、災害対策として従来から重要な課題となっていた。しかし、最近ではコンプライアンス対応や事業継続性確保などリカバリマネジメントに対するニーズが多様化し、よりビジネスに身近な領域でのリカバリ対策が求められるようになってきた」と指摘するのは、日本CA マーケティング部フィールドマーケティングマネージャーの小川直樹氏だ。
データ損失の原因は天災やウイルスだけではなく、故障や人為的エラーだけで70%に達する。また、損失を経験した企業も50%以上いる点も注目だ |
こうしたリカバリマネジメントのニーズに応えるため、日本CAではバックアップソリューション「CA ARCserve Backup」から、CDP(継続的データ保護)ソリューション「CA ARCserve Replication」および「CA ARCserve High Availability」をラインアップ。「企業にとって、もはやデータ保護は当たり前であり、これからは保護したデータの運用管理の効率化やセキュリティ対策、用途に応じた最適なリカバリなど、次のステップへの取り組みが重要になる」(小川氏)として、同社ソリューションによって、リカバリマネジメントの“底上げ”を推進していく考えだ。
最新のバックアップソリューションでは、セキュリティと仮想化を強化 | ||
「CA ARCserve Backup」は、企業の重要なデータを効果的に保護することで、ビジネスの継続性とコンプライアンス管理を支援するバックアップソリューション。2008年5月に最新版となる「r12」がリリースされたばかりだ。
最新版では一元管理機能を強化しており、新たに3階層のマネジメントアーキテクチャを採用。1カ所からジョブやデバイス、カタログ、ライセンスなどの管理を行うことが可能となった。併せて、ディスクステージングの一次ステージング領域としてVTL(仮想テープライブラリ)をサポート。自動デバイス設定/定義といったディスク/デバイス管理機能の強化や、レポート機能の拡張なども行っている。
さらにセキュリティ機能として暗号化アルゴリズムを強化し、FIPS認定のAES 256ビット暗号化アルゴリズムを標準採用。また、新たにハードウェアベースのテープドライブ暗号化をサポートした。エージェントでの暗号化に加え、ARCserveサーバおよびテープドライブでの暗号化が可能となったため、ユーザーは求めるセキュリティレベルに応じて、「業務サーバ」「バックアップサーバ」「テープドライブ」の3つの暗号化方式の中から、柔軟に選択することができる。
「Disaster Recovery Option」を利用した例。上記のケースでは、物理サーバの復旧期間中に、物理サーバのフルバックアップデータ(テープ)から仮想サーバにフルリカバりすることで、業務中断を最小化できている |
また、仮想化環境への対応として、新たにVCB環境向けの「Agent for VMware」を追加し、VMware仮想化環境へのサポートを拡張したことも最新版の特徴だ。これにより、低コストで簡単に、バーチャルサーバ上のデータのバックアップを行えるようになった。また、「Disaster Recovery Option」を搭載することで仮想サーバへのリストアも可能になっている。
バックアップを充実させたら、次のステップはレプリケーション | ||
このバックアップソリューションと合わせて、同社がリカバリマネジメントの次のステップに向けたポイント技術として重視しているのが「レプリケーション」だ。CDPソリューションの「CA ARCserve Replication」では、同社独自の特許技術である「Rewind Technology」を搭載している。
Rewind Technologyは、アプリケーションやファイルの変更単位に応じて、リカバリできる技術。「CA ARCserve Replication」と「CA ARCserve High Availability」に標準機能として搭載されている。
通常のレプリケーション製品では、最新のレプリカデータあるいは、時間単位でのリカバリしかできないが、Rewind Technologyでは時間ではなく“変更”という単位でのリカバリができる。これにより、「RTO(目標復旧時間)」と「RPO(目標復旧ポイント)」の双方を最短化し、ビジネスの継続性確保を実現した。また、GUIによる分かりやすいインターフェイスによって、レプリカサーバからのリカバリを容易に行うことができる。
さらに、同社の特許技術を活用した「CA Assured Recovery」機能を追加することで、レプリケーションを中断せずに、完全なリカバリテストを実行できる点も特徴だ。この機能では、リカバリテストを行う際に、レプリカサーバのスプール領域を使用してリアルタイムレプリケーションを継続。これにより、本番環境にまったく影響を与えることなく、複製したデータの正確性・復旧可能性のテスト・訓練・確認を行うことができるようになった。
また、ミッションクリティカルな用途に向けた、高可用性ソリューションとして提供しているのが「CA ARCserve High Availability」だ。レプリケーションおよびフェイルオーバー/フェイルバック機能によって、ネットワークの種類や地域に関係なく、アプリケーションの可用性を確保する。フェイルオーバー/フェイルバック機能は、手動および自動に対応。なお、CA ARCserve High Availabilityでは、障害発生時でも、アプリケーションや情報リソースに継続してアクセスすることが可能となっている。
同社では、「バックアップからレプリケーション、ハイアベイラビリティまで、包括的なリカバリマネジメントソリューションをそろえることで、企業のあらゆるデータ保護/リカバリマネジメントへのニーズに応えられるのが当社の強みだ。企業はコストとリスクのバランスを考えて、保護するデータの重要性や目的に応じたRTOレベルのソリューションを柔軟に選択し、導入できる」(小川氏)として、リカバリマネジメントソリューションのさらなる市場拡大を見込んでいる。
|
提供:日本CA株式会社
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT情報マネジメント 編集部
掲載内容有効期限:2008年7月15日
ソリューションFLASH Pick UP!
エンタープライズマネージドサービス「ハウジングパック」
リコー
中堅・中小企業にとっても安定的なサーバの運用は不可欠。災害対策やスペースを考えるとデータセンターを使うのが有効だ。リコーの「ハウジングパック」はクォーターラックからの使いやすいハウジングサービス。全国7カ所のデータセンターを利用でき、標準で基本的な運用や監視などのサービスも含む。障害発生時もワンストップでリコーに対応を依頼できるなど、サーバ管理の負担を軽減してくれる。
包括的リカバリマネジメントソリューション「CA ARCserve」
日本CA
四川大地震やミャンマーのサイクロンなどの天災や災害はいつ襲ってくるか分からない。他方で、企業内で取り扱うデータは量・質ともに増加する一方だ。そのような状況において、万が一の場合でも事業を継続するためには、バックアップにとどまらないリカバリマネジメントが必要になってくる。このような問題を解決するべく、包括的なリカバリマネジメントソリューションを提供するのが日本CAだ。
HAクラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」
NEC
日本各地で地震被害が発生している昨今、大規模災害は“対岸の火事”ではない。従来、高信頼で高可用性なHAクラスタは UNIXベースが多かったが、現在ではWindows/Linuxのニーズが高まり、UNIXニーズを逆転する傾向が出てきている。そのような Windows/Linux向けのニーズに応えるのが、NECのHAクラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO Xシリーズ」だ。
ホワイトペーパーダウンロード
サーバ1台から対応、中小規模に特化したサーバ運用管理サービス
これまでコストが掛かり過ぎるためにデータセンターサービス導入をためらっていた中小企業のために、小規模からでも対応するリコーのパッケージ型データセンターサービスを紹介する。
災害復旧計画が失敗する10の理由
災害復旧計画を策定時に押さえておくべき、失敗しないための10のポイントをバックアップおよび災害復旧のプロが解説する。
データの引継ぎと通信の確保、2つの面から災害対策に備える
災害が起こったとき、問題なく業務を続けることができるだろうか。データを送受信するための通信の確保は? それらの課題を解決する災害対策ソリューションを紹介する。