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Dr.Sum EAが実現する“業務現場の集計”
Excelをインターフェイスにして現場に優しいBIを実現

企業間競争が激しさを増す中、経営層の意思決定やマーケティング戦略立案時におけるデータ活用は必須になりつつある。そして、膨大な企業内データを有効活用するためにはDWHやBIツールなどが有効だ。

これらのソリューションを、中堅・中小企業に導入しやすい価格帯で、なおかつ使いやすいExcelインターフェイスで提供するのがウイングアーク テクノロジーズの提供するデータ活用ソリューション「Dr.Sum EA」だ。

    経営者だけでなく現場が使えるデータ活用ソリューションを

 現在、企業の情報システムにはさまざまなデータが日々蓄積され、そのデータ量は膨大だ。通常、この膨大なデータを経営層の意思決定や業務の生産性向上のために有効活用するには、DWH(データウェアハウス)BI(ビジネスインテリジェンス)ツールのような高度なソリューションを導入する必要があった。しかし、中堅・中小企業にとって、これらの高度で高額なデータ集計ツールは非常に敷居が高い。

 こうした課題を解決するソリューションとして、いま注目を浴びているのがウイングアーク テクノロジーズの提供するデータ活用ソリューション「Dr.Sum EA」だ。Dr.Sum EAは、2006年に国内BIツールにおいて新規導入数No.1を獲得した実績を誇る。同社では、帳票システムのトップベンダとして培ってきたノウハウを結集し、経営層だけではなく全社員、特に現場の業務担当者でも使えるデータ活用ソリューションとして同製品を開発したという。

Dr.Sum EAでは、Webブラウザによる多彩なダッシュボード・レポートだけでなく、使い慣れたExcelをインターフェイスに採用したレポーティング機能も豊富だ

 「帳票システムは、請求書や納品書など決められたフォームの定型的な帳票を出力する機能には優れているが、その一方で定型フォーム以外で自由にデータを集計して活用することは難しかった。ユーザーが企業内のデータをもっと自由に集計して、有効活用できる柔軟性の高いデータ活用ツールを提供したいと考えて模索した結果、Dr.Sum EAが誕生した」と語るのは、営業本部Dr.Sum事業部の中野浩士営業部長だ。

 さらに、「従来のBI系ツールは、経営層やコンサルティング部門といった企業の上層部をターゲットにした高度なソリューションで、現場の業務担当者などが簡単に扱えるものではなかった。導入コストも何千万円から億単位になるケースもあり、経営層以外に利用範囲を広げようとすると、さらにクライアントチャージが発生するなど、柔軟性のあるシステムとはいえないものだった」と指摘する。

 これに対して「Dr.Sum EA」は、同社が独自に開発した集計検索エンジンをPCサーバに導入し、企業内に点在している各種データソースをこのサーバ内に取り込むことで、低コストで自由度の高いデータ集計を実現。特に、ユーザーインターフェイスとして、「Dr.Sum EA Excelアドイン」を標準提供している点が大きなポイントとなっている。多くのビジネスマンになじみのあるExcelを採用することで、現場の業務担当者にとって非常に扱いやすいデータ活用ソリューションを実現しているのだ。

    「Excelアドイン」で使い慣れたインターフェイスを提供

 「Excelアドイン」は、マイクロソフトの表計算ソフトである「Excel」を利用して、Dr.Sum EAのデータを簡単・高速に集計することができる標準バンドルツールだ。

 現在Excelは、企業のほとんどのPCに標準搭載されており、数あるビジネスソフトの中でもその実用頻度は高く、表計算や帳票にとどまらず、各種資料の作成などさまざまな用途で活用されている。こうした、普段使い慣れたExcelを集計インターフェイスに採用することで、ドラッグアンドドロップやダブルクリックといった簡単な操作で、BI系ツールの知識がなくても自由自在にデータ集計を行うことが可能となった。

 「従来のBI系ツールは機能は優れていても、その高度さから、実用化まで至らないケースも少なくなかった。また、データ集計のために専用ビューアを使うものも多く、難しい操作を覚える手間が生じていた。しかし、普段からよく使っているExcelであれば、一から操作を覚える必要もなく、通常業務の流れの中で抵抗感なく導入してもらえると考えた。実際、このExcelアドインは現場の業務担当者から高い評価を得ており、Dr.Sum EAの需要開拓に大きく貢献している」(中野氏)という。

 実際のデータ集計作業は、Dr.Sum EAのサーバ側で行われるため、集計データ件数が多い場合でも、Excelアドインからの高速レスポンスが可能となっている。具体的には、Excelアドインがサーバと通信してサーバに集計を要求すると、サーバは自身が蓄えているデータを基に多次元集計した結果を、サーバ側で生成してクライアントに返す仕組みだ。

 これによって、例えば約100万件の明細データや約5万件の製品マスタ、約5万人分の顧客マスタ、約130店舗の店舗マスタ、そしてカレンダーマスタが3年9カ月分ある大きなデータベースをSQLサーバで集計処理した場合、数分から数十分間はかかるが、Dr.Sum EAでは、独自の多次元高速集計検索エンジンを搭載するサーバ側で処理を行うことで、ほとんど待ち時間なく高速に集計結果を得ることができるという。

    Excelの直感的な操作性で多彩なデータ集計を可能に

 「Excelアドイン」の大きな特長は、Excelをベースにした直感的な操作性によって「ドリルアップ」「ドリルダウン」「ドリルスルー」といった、多彩なデータ集計が簡単に行えることだ。

 Excelアドインでは、Dr.Sum EAサーバ内に取り込まれている最も詳細なデータを基に集計を行うため、ユーザーのスキル・役職・業務内容によって集計の粒度を自由に設定することが可能となっている。例えば、エリア責任者であれば「エリア別の売上実績」を集計し、現場の営業担当者であれば「支店別の売上実績」を集計するといった具合だ。

「Excelアドイン」の利用イメージ。普段から使い慣れたExcelのインターフェイスで容易にドリルダウンやドリルアップを行える。このため、従来“難しい”というイメージの強かった分析であっても直感的に操作できる点が特徴だ

 そして、その集計結果をベースに、より深く集計・分析を行いたい場合には、集計結果画面で希望の項目をダブルクリックすることでドリルダウンが行えるようになっている。ドリルダウンでは、Dr.Sum EAの対象テーブルやビューの全項目を選択することができる。また、集計結果の数値をダブルクリックするだけでドリルスルーが可能となっており、Dr.Sum EAの大容量データから簡単にその数値の明細データを取得することができるのだ。

 「このような、ユーザーニーズに則したデータ集計は、従来のBI系ツールであれば、集計リクエストごとにシステム担当者がリアルタイムデータベースからキューブを作成する必要があり、ちょっとした集計をするにも多大な工数がかかっていた。その点、Dr.Sum EAであれば、サーバに各種の詳細データが取り込まれているためキューブに縛られず、Excelを使って必要なときに必要なデータをリアルタイムに集計できるようになる」(中野氏)と、メリットを強調する。

 このほか、データベースから集計したいテーブルやビューを選択して、画面上でドラッグアンドドロップするだけで簡単に集計定義を行える点や、事後計算機能によって前年対比や構成比などの比率データを集計したり、独自ロジックで集計できる点も「Excelアドイン」の特長だ。

 こうした「Excelアドイン」の機能は、実際に導入したユーザーからの声を聞きながら、今後も新機能の追加や使い勝手の向上を図っていく考えで、国内ベンダとしての手厚いサポート体制も「Dr.Sum EA」の強みといえよう。

    自由度×速度×操作性の“Dr.Sumバランス”でトータルコスト削減

 このように、企業内のデータ活用を促進し、業務プロセスに大きな変革をもたらす「Dr.Sum EA」だが、このソリューションのメリットはそれだけにとどまらない。同社では「Dr.Sum EA」を全社員が活用することで、BI系ツールの導入・運用まで含めたトータルコスト削減にもつながると強調する。そして、そのキーワードとして「Dr.Sumバランス」を挙げる。

 「Dr.Sumバランス」とは、BI系ツールにおける「自由度」×「速度」×「操作性」のバランスが非常に優れていることを示すもの。

 「例えば、集計パターンを固定にしておけば、集計速度は速くなるが、それだけ集計ツールとしての自由度は減少する。そして自由度が少ないと、システム担当者にユーザーからの個別集計リクエストが増えて余計な工数が発生してしまう。また、BI系ツールでは、新しいキューブを作成するごとに何十万円もの費用が必要になることも珍しくない。自由度、速度、操作性のバランスが悪いと、導入後にさまざまなメンテナンス費用が発生し、結果的に運用コストが膨らんでしまう。一方、Dr.Sum EAであれば、運用コストはほとんど必要ない」と説明する。

 さらに、現場の担当者がデータ集計作業のためにどれだけの時間をかけているか、という点も見逃せないポイントだ。いままで、ある集計レポートを作るために1日がかりでやっていた作業が、「Dr.Sum EA」を活用することで数分で終わるようになったとすれば、その人の1日の作業量は飛躍的にアップすることになる。これは、すぐには費用対効果としては見えにくいが、全社員の作業効率がアップすることになれば、人件費的なコストメリットにつながってくることが期待されよう。

 導入に当たっても、通常のPCサーバにDr.Sum EAエンジンを導入し、クライアントのインターフェイスには「Excelアドイン」を使用するだけというシンプルな構成なので、構築期間を大幅に短縮することができる。従来のBI系ツールに比べ、トータルコストが10分の1まで圧縮できたという導入事例もあるという。

 「これだけの低コストで、ここまでの機能を備えたBI系ツールはいままでになかった。一般的にBI系ツールといえば、大手企業の一部門で使われているというイメージが強かった。しかし、Dr.Sum EAの登場で、中堅企業であってもBI系ツールの導入が容易になった」とする。

    より高度なデータ集計・分析を支援するオプションツールも用意

 「Dr.Sum EA」では、標準でバンドル提供する「Excelアドイン」のほかに、さまざまオプションツールも用意している。

 その1つが「Dr.Sum EA Datalizer for Excel」だ。これは、よりパワーユーザー向けとしてExcelをインターフェイスとし、Dr.Sum EAで集計したデータを容易にExcelに反映することができるツールだ。これによって、「ドリルダウン」や「ドリルスルー」といった基本集計に加え、「マルチ集計」「フィルター機能」「配置参照権限設定」などによる高度なExcelレポートも簡単に作成することが可能になる。

Dr.Sum EAで集計したデータをExcelやWeb向けに変換し、それぞれのインターフェイスを利用して、データの集計や分析をすることができる点が特徴だ。使い慣れたインターフェイスなので特別なトレーニングなどが要らない点も大きい

 また、ユーザーから「マウス操作だけでもっと簡単にレポートを使いたい」や「Web上でデータ集計を行いたい」というニーズが高まってきたことに対応し、「Dr.Sum EA Datalizer for Web」をラインアップしている。このツールは、Webブラウザ上でDr.Sum EAのデータを容易に集計・分析できる環境を構築できるもの。Excel版と同様に「ドリルダウン」や「ドリルスルー」といった基本集計を備えているほか、「マルチ集計」「結合表」「明細出力」など、さらに高度で使いやすいWebレポートを実現する。

 さらに、経営層向けには、Webでのダッシュボード・可視化ツールとして「Dr.Sum EA Visualizer」を用意。これによって「経営コックピット」や「パーソナル・ダッシュボード」などを実現し、企業内における重要指標のモニタリング・プロセスを可視化することで、経営層のさらなる戦略的なデータ活用をサポートする。

 20種類を超える多彩なグラフ表現を選択可能で、カラーパターンやレイアウト設定も自由に行えるため、イメージ通りのダッシュボード画面を作成することができる。特に、レイアウト設計は、Webブラウザ上でのマウス操作・ウィザード設定によってノンプログラミングで行うことができ、状況変化やニーズの変化に即応し、ダッシュボード内容を随時変更していくことができる点も大きな特徴だ。

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スモールスタートできるBIツールを導入し、データを徹底活用

 このホワイトペーパーでは、ウイングアーク テクノロジーズが提供する多次元高速集計レポーティングBIツール「Dr.Sum EA」を紹介する。全社的な「データ活用」を実現する同製品の5つのアドバンテージを説明。ビジネスの変化に迅速に対応するためのシステム構築に、同製品がどのように役立つのか。スモールスタートも可能なDr.Sum EAの機能とは?

  さらに、後半では企業が抱える主な課題を例に挙げ、問題解決に最適なシステム構成例を示す。例えば、営業向けに情報を伝える際に掛かる手間をできるだけ減らすにはどのような機能が必要か。蓄積された経営情報を有効活用するためにはどのようにしてデータを整理すべきかなどを、製品構成例とともに簡潔に説明する。

 

提供:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
企画制作:アイティメディア 営業局
@IT 編集部

掲載内容有効期限:2007年12月12日

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