ファシリテーション(ふぁしりてーしょん)情報マネジメント用語辞典

facilitation

» 2004年04月03日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 グループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと。またはそのための技術のこと。協働促進と訳する向きもある。facilitationという語は、(物事を)容易にする、円滑にする、促進することを意味する。

 一般にファシリテーション・スキルは会議のための技法ととらえられることが多く、狭義にはミーティングが円滑に運営されるように行う“議事進行の技術”である。また、「ビジネス・ファシリテーション」「プロジェクト・ファシリテーション」といった用法もあり、この場合は“組織やチームが目標を達成するために、創造や変革、問題解決、合意形成、学習などを体系的に支援し、プロセスを促進させるテクニック”である。

 ファシリテーションの基本スキルとしては、

  1. 質問、発言、要約
  2. 話を聴く、話を引き出す
  3. 記録
  4. グループ調整
  5. コンセンサス、意思決定プロセス

が挙げられる。

 ファシリテーションは英語では一般的な言葉なので、単純に世話をすること、支援することを意味する場合もある。また教育、社会福祉、ソーシャルワークの分野などでも利用される用語である。

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