ナレッジベース(なれっじべーす)情報マネジメント用語辞典

knowledge base / 知識ベース

» 2007年02月16日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 知識をコンピュータで利用できる形式(知識表現)にして蓄積したもの。エキスパートシステムの構成要素として使用される。

 雑多な知識を汎用的な単一のナレッジベースとしてまとめることは難しいため、一般には特定分野に絞って構成される。内容は、問題解決に必要な経験的知識、対象そのものに関する事実的知識などで、知識を利用するための知識(メタ知識)を含む場合もある。

 知識表現には通常、“プロダクションルール”(単にルールとも)が使われる。そのため「ナレッジベース」という語は、しばしば「プロダクションシステム」「ルールベース」「ルールシステム」「エキスパートシステム」の同義語として使われる。

 なお、ナレッジマネジメントに関連する分野においては、「形式知としての文書やコンテンツを格納するデータベース」の意味でナレッジベースという場合があるので、注意が必要である。

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