ROE(あーるおーいー)情報システム用語事典

return on equity / 株主資本利益率 / 自己資本利益率

» 2004年10月23日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 企業が株主から調達した資金(資本)をどれだけ効率的に使っているかを示す財務指標。株主・投資家にとっては投資対象である企業の収益力、投資資金の運用効率を示す尺度であり、経営者にとってはその責務である“儲ける”という能力、責任を示す尺度となる。

 基本的な計算方法は以下の式となる。

 分母の株主資本は通常、期中平均株主資本(期初株主資本と期末株主資本の平均)が用いられる。

 基本的にROEの数値が高ければ経営効率がよいことを示すが、借入金(他人資本)が多くてもROEの数値が高くなるため、株主資本が多い会社と少ない会社を比較する場合には注意が必要となる。借入金を含めた総資本をどれだけ効率的に使っているかを示す指標として、ROAがある。

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