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レガシーマイグレーションについて

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投稿者投稿内容
banboo
大ベテラン
会議室デビュー日: 2003/12/05
投稿数: 210
投稿日時: 2006-07-28 10:25
レガシーマイグレーションについて,リホストとリライトについて
質問が二点あります.

レガシーマイグレーションについては,以下を参考にしました.
http://www.csk.com/systems/services/list/operation/legacy/index.html

質問1 リライトとリホストの違い

両者の違いは,アプリケーションを変更するかそれともアプリケーションの下の
プラットフォームを変更するかの違いと認識しております.

リホスト:アプリケーションを変更するかそれともアプリケーションの下の
プラットフォームを変更

リライト:アプリケーションをオープン系に変更する

質問2 リライトとリホストの例

リライトの例として私自身は,COBOLで記述された金融系のアプリケーションを
オープンCOBOLで書きかえるというイメージを持っていますがよろしいでしょうか?

また,リホストの例として私自身は,今までメインフレームを使用していたものを
Javaのプラットフォームに変更することというイメージを持っていますが
よろしいでしょうか?
よっしー
会議室デビュー日: 2006/05/08
投稿数: 3
投稿日時: 2006-08-01 14:29
私も過去に調べたのですが、マイグレーションサービスを提供している企業によって、定義が微妙に異なります。

私の理解を書いてみます。参考になれば幸いです。

1. リホスト
移行元環境に関わらず、移行対象のシステムリソース(プログラム、JCL、データベース、DC)を最小限の変更に留めて、移行先環境にて稼動できる状態にします。「最小限の変更」とは、移行先環境では実現できない点、例えば、トランザクション管理、ユーティリティなどのプログラムの置き換えを指します。メインフレームでも異なるメーカーのメインフレームに乗せ換える場合はリホストと言えると思います

2. リライト
本来、環境に依存しないケース(メインフレームからメインフレームへのマイグレーション)にも適用されると思います。例えば、COBOLからPL/1へ変える場合もこのリライトに含まれると思います。マイグレーションにてリライトというと、COBOLからJAVA等に書き換える等のプログラミング言語の変更ことを指すと思います。但し、プログラムの書き換えのみだとJCLなどは変わらないため、リホストと組み合わせないと(レガシー)マイグレーションとしては片手落ちになると思います

3. レガシー(マイグレーション)
「レガシーマイグレーション」は「レガシー」と「マイグレーション」の2つのキーワードから作られた造語で、少し前ですと「ダウンサイジング」と言われていたと思います。なぜ、今では「ダウンサイジング」と言わないのか、その理由は分かりません。私なりに次の様に解釈しています。
「レガシー」に込められた意味は「過去の資産を広く見つめ直し、今後も必要であるか否かを見極めて、必要なモノをそのまま使い続けるか、それとも、更に投資を行い改修し、新たな利益創出のために使うかを見定める」だと思います。
「マイグレーション」に込められた意味は「今後も必要なモノを最小の投資で最大の利益が得られるように費用が最小となる1つ以上の手法」だと思います
banboo
大ベテラン
会議室デビュー日: 2003/12/05
投稿数: 210
投稿日時: 2006-08-02 12:37
アドバイスありがとう御座います.
アドバイスを踏まえた私の理解を簡単にまとめてみました.
間違って理解している点などありましたらご指摘下さい.

【リホスト】

・移植先のシステムリソースを最小限の変更に留めて,プラットフォームを移植すること.

【リライト】

・アプリケーションを移植する事.

 但し、例えば,プログラムの書き換えのみだとJCLなどは変わらないため,
 リホストと組み合わせないと(レガシー)マイグレーションとしては片手落ちになる.

 −メインフレーム系 → オープン系
  
  ex) COBOL     → オープンCOBOL

 −環境に依存しない(メインフレーム環境のまま)場合

  ex) PL/I → COBOL

【レガシー(マイグレーション)】

>「レガシー」に込められた意味は「過去の資産を広く見つめ直し、
>今後も必要であるか否かを見極めて、必要なモノをそのまま使い続けるか、
>それとも、更に投資を行い改修し、
>新たな利益創出のために使うかを見定める」だと思います。

確かにそうですね.過去の遺産であるレガシーシステムの長所を如何に見極めて利用する事が
大事だと思います.
例えば,メインフレームのシステムには,有用な業務ロジック残っていますし,
大量のトランザクション処理は,オープン系よりメインフレームの方が早い場合もありますね.
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