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技術者の憂鬱
投稿者 | 投稿内容 | ||||
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投稿日時: 2003-07-11 18:24
最近、雑誌やWebで「技術力だけではダメ」な話題を多く目にするんですが、いまいちピンときません。
特に30代を超えるとプロマネとかリーダの経験が必須とあるのが理解できません。 会社によっては、業務の関係上そういうスキルを積めない場合もあるのじゃないかと思います。 そういう人は時代に取り残されるのをただじっと待つしかないのでしょうか。 実際私の近辺にも、リーダでもプロマネでもなく、技術一本でこなしている人を見かけますし、 そういう人でも高い評価を受けています。 もっとも、経験がかなり豊富で、自分から動ける人ではありますし、いろんな提案を数多く行ったり、 それを現実のものにすることも出来る人です。 でも、リーダとかプロマネではありません(そういうタイプではない)。 プロマネやリーダの感覚(知識や考え方)は大事だと思います。 が、実際やるとなると人によって向き不向きがあると思います。 不向きな人が無理してやっても、プロジェクト全体やメンバーに負担となるだけで、 あまりよい結果は出ないような気がします。それよりも、その人の技術を生かしてくれたほうが、 良いと思うのです。 プロマネやリーダの感覚(知識や考え方)は、実際にプロジェクトに入って、 いろんな人とコミュニケーションとっていくうちに身につくと思います。 身につかない(気づきがない)人は、ちょっと問題があると思いますが、 特にリーダーやプロマネの経験は必要ないと思います。 間違ってますかね^^;。 今ごろそんなことで悩んだりしている中堅(いい年の)SEです。 世間の常識って物を教えてやってくださいませ。 皆様のご意見お待ちしております。 | ||||
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投稿日時: 2003-07-11 19:06
焦る必要ないと思いますよ。
日々、使う人の立場になって、使い易いものを作って下さい。 | ||||
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投稿日時: 2003-07-12 17:40
muさん、こんにちわ。藤村です。
このご投稿、気になって見ていたのですが、なかなかレスがつかないようですので、しゃしゃり出てきました。(笑) お考えは、 プロマネ、プロマネというけど、そういう形式的能力を云々しなくても 技術一本で立派にやっている人がいる。 だったら、自分の技術を生かしたほうがいい。 ということでしょうかね。 だとして、それは本当だと思います。 ただ、引用部分は「その人の技術を生かす」とありますから、本当は、 プロマネやリーダーといった対人能力なんかより技術力さ。 という意味のことをおっしゃっているのだとすると、違うことがあるかもしれません。 この際、「自分の技術」というのを「自分の適性」というふうに置き換えられませんか? muさんのお仕事がどういうものか見当がついていないのですが、やはりチーム開発が必要なプロジェクトになると、自分は嫌いでもやはりリーダーやマネージャがほしくなりますね。 「○×が決めてくれないから進まねえんだよ」というグチを言いたくなるかもしれません。 こういう役回りを引き受けてくれる人はやはりほしいですよねぇ。 そういう役回りの方だけがエラいのではないにしても、その大事さは認識できます。 昨今の「プロマネ」ブームは、技術偏重時代(そんなのあったのか?)の揺り戻しかもしれませんね。 ※ このようなテーマは、次回からぜひ「@IT自分戦略研究所」の会議室へどうぞ。 レスがつきやすくなると思いますので。
_________________ アットマーク・アイティの藤村からでした。 [ メッセージ編集済み 編集者: アットマーク・アイティ藤村 編集日時 2003-07-15 09:45 ] | ||||
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投稿日時: 2003-07-13 17:30
とりあえず、自分で必要とないと思っているのであれば無理に勉強する必要はないと思います。人からやいやい言われて勉強したところでほとんど身につかないでしょうし、本などで勉強したところで、実践(実務を行う時にちょっと考えてみるだけでも十分ですが)しなければすぐに忘れてしまうと思います。
文面を見る限りまじめな方だと思われますので、必要と思われてから勉強してもぜんぜん遅くはないと思います。 といいつつ、ちょっとだけ私の思うところを。。。 そもそも技術者だとかプロマネだとかどういった定義づけをされているでしょうか?私自身は、これらをきっちり線引きしてしまうことはあまり意味をもたないと思っています。技術者だからプロマネの知識が全く必要ないかというとそうではないと思いますし、また逆も然りと思います。muさんが、もし技術的なことが全く分からないプロマネの下で仕事をしたとして嬉しいでしょうか?おなじことで、いくら技術的に優れていてもスケジュール管理とか全くできない技術者であればプロマネの人も使わないでしょう(作業量の見積もりができず、納期を守れない技術者は必要ないですよね)。muさんがあげられていた例の人もそういったことはきっちりやっていますよね(単に技術だけの方ではないですよね?)。 また、最近はやりのXP・RUP・UML・アジャイル開発といったものは、開発者だけが学ぶものでしょうか?それともプロマネの人だけが学ぶものでしょうか?違いますよね?両方の立場の人が学んでコミュニケーションをとることにより意味のあるものですよね? こんなことをみんながちょっとでも考えてもらえれば、ソフトウェア業界も少しは変わってくるのだと思います。(ちょっと大袈裟かな。。。) 最後に、上の例をXPのメタファ的に。(ちょっと抽象的になりますが、、、) ある船が海を航海中していたところ、突然目の前に氷山が見つかりました(タイタニックを思い浮かべてもらえばよいと思います。)。船長は、さっそく右に旋回するよう全員に指示しました。 ところが、ある船員A(非常に技術力がある)は、左に旋回したほうが避けられると考え、左に旋回するよう最大限の努力をしました。結局、船は氷山にぶつかってしまいました。 船員Aは、本当に一生懸命左に旋回する努力をしていたと思いますが、誉められる行動と思いますか?本当に左に旋回しないとまずい状況であると判断したならば、船長にその証拠を提示すべきです。船長を説得できるだけの証拠を提示できないのであれば、「左に旋回したほうがよい」と思っていても右に旋回する努力をするべきです。 船員Aが単に技術のみを追求するのではなく、もっと全体を見渡す意識があれば「船長がいけずだから左に旋回する努力をした。私は精一杯がんばった。」とは思わないでしょう。 P.S. NHK大河ドラマ「武蔵」は私もよく見ているのですが、そのなかで象徴的なセリフがあります。柳生石舟斎が武蔵に言ったセリフ「風の音、鳥の声、水の味、それを知らずしてただ剣の腕を磨いても無意味だぞ。新免武蔵!」も今のこの話に通じるものがあると思います。 [ メッセージ編集済み 編集者: ふうた 編集日時 2003-07-13 19:29 ] | ||||
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投稿日時: 2003-07-13 20:10
気持ち的には良く理解できます @itでも理想的なエンジニア像みたいのが記事としてのっかると うーんと考え込んでしまいます。プロマネとかのほうが収入よさそうだし、
同じ技術をもっているなら 若い人のほうが好まれそうだし でも人間は「なりたいものしか成れない」ということですので無理にやるにもどうかなと思います。自分としては同じ技術指向でも横に広がりを持たせたいと思います。この世界では職人技 というのは 評価されにくいんでしょうかね。 | ||||
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投稿日時: 2003-07-14 01:09
muさん、こんにちは。
私もふうたさんと全く同意見です。 特にNHK大河ドラマ「武蔵」の話は思わずうなずいてしまいました。 まず、プロジェクトにマネージャーは必要で、それと同じくらいメンバーがマネージャーと気持ちをひとつにすることが重要だと思います。逆にメンバーにそれだけの心構えがあれば、マネージャーのスキルはさほど高くなくてもプロジェクトはうまくいったりします。 マネージャーやリーダーの経験は高齢で転職する場合はないと苦しいかもしれません。誰にも必要なものかというと、そんなわけないでしょうと思います。 ただ、「技術力だけではダメ」というのは正解のように思います。 極端な話ですが、高い技術力をもってまわりの相対的に技術の劣るメンバーを小馬鹿にするような態度をとるようならマイナス要因にすらなってしまいます。 昨今の「プロマネ」ブームは、技術偏重時代(そんなのなかったのでは?)を希望する人達への警告なのかもしれません。技術力自体は平均的に不足しているのではないかと感じます。 ふうたさんが、 『こんなことをみんながちょっとでも考えてもらえれば、ソフトウェア業界も少しは変わってくるのだと思います。(ちょっと大袈裟かな。。。) 』 との書き込みをしてくれていますが、これは非常に大切であり、技術力はこの後でいいんじゃないかと思います。 ※もちろん技術力は大切なんですよ。 身近におられる技術一本で高い評価をうけている人ですが、ようするにその人は自分の高い能力を自らマネージメントできて会社の業績に貢献できているから高い評価を受けているのではないでしょうか?めざす道としてこれはありだと思います。ただし相対的には需要が少ないかもしれません。 | ||||
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投稿日時: 2003-07-14 06:49
評価という話が出てきたので、また私なりの意見を。
#必ずしも今の評価制度が妥当であるとは言いませんが。 例えば、あなたが会社の経営者だとして考えてみてください。 技術的に幅広くかつ深い知識を持つ技術者が自分ひとりでできる範囲でのシステムを構築する場合とプロマネがいろいろな個性を持つ技術者を束ねて大規模なシステムを構築する場合とどちらが会社に貢献しているように見えるでしょう? また、昨今これだけシステムが大規模になっている状況で、一人の技術者でインフラ設計・アプリケーション設計・セキュリティ設計・運用設計をどこまでできるでしょうか?一人の技術者でできることには限界があると思いませんか? さらに最近の短納期の要望を満足させるためには、一人の時間だけでは物理的にも不可能だと思いませんか? P.S. まあ、全体をきちんと把握してリーダーシップを取っていけるプロマネがどこまでいるかは疑問ですが。。。このあたりは、会社の仕組みとして欲しいところではあります。 [ メッセージ編集済み 編集者: ふうた 編集日時 2003-07-14 06:58 ] | ||||
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投稿日時: 2003-07-14 11:02
他のサイトからの引用ですが、
http://allabout.co.jp/career/swengineer/closeup/CU20030713A/index_i.htm スキル信仰を捨てよう 読んで見るとなにかの参考になるかも 結構痛いことが書かれてます。 |