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生体情報を格納すべき場所とは
投稿者 | 投稿内容 |
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投稿日時: 2003-12-27 04:33
話がずれてしまうのですが、バイオメトリクス認証の話題のときに、いつも考えてしまうことがあります。それは、「ハンディギャップをもっている人はどうするのか?」ということです。
現在、いろいろな所で研究がされていたり、一部実用化されているようですが、たいてい一部(指紋、静脈パターン等)の部分だけを対象にしたシステムですよね。 たとえば、事故等で指を無くしてしまった方の場合、指紋認証は使用できなくなります。 指紋の場合、女性の方・・・とかくと語弊がありますが、家事労働等で水仕事をする人は指紋が磨り減って薄くなって、認識しずらいと聞きます。また、理容師さんなどは薬品を使う関係で、指紋が消えてしまっている人が多いとも聞きます。そういう人たちはどうなるだろうという疑問があります。一部のものではなく、複数のものを使用しても認証が必要なのではと考えています。が、そういう話は聞きませんね。 まだ、本格的に導入されていないからこのようなケースの考慮がされないのでしょうか。 変なところにこだわりすぎているのでしょうかね。 |
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投稿日時: 2003-12-27 07:34
>それは、「ハンディギャップをもっている人はどうするのか?」ということです。
よって通常は,常になんらかの代替手段を用意すると思います. 「鍵」とか「パスワード」とか. >まだ、本格的に導入されていないからこのようなケースの考慮がされないのでしょうか。 >変なところにこだわりすぎているのでしょうかね。 いえ,極めて本質的な問題だと思います. そもそもバイオメトリクス認証は認識率100%とは行きませんしね. 次のページでもその点は指摘されています.(やっと見つけた.(^^; ) http://www-6.ibm.com/jp/e-business/topics/feature/security/security5.html でもこういうバイオメトリクス式認証技術を「販売する」会社からすれば, こういう弱点をわざわざ宣伝したりはしないでしょう.だからあまり 目にする機会がないだけだと思います.上のページはセキュリティソリューション を売る会社ならでは,ということかも. |
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投稿日時: 2003-12-27 11:45
参考になるレスをいろいろとありがとうございます。
最初の法務大臣の提案「セキュリティ強化のためにパスポートに指紋押捺はどうか」に対しては、技術的な観点から実装方法や運用の懸念事項などの議論があるといいなあと思っていました。でもよくよく考えると、大臣はバイオメトリクス技術とは違う次元(時代?)で発想していたのかもと改めて思う次第です。 悪夢を統べるものさんがおっしゃるように、指紋は実際にはどこからでも採取可能であり、パスポート盗難で指紋も盗難というのは現実味に欠ける例でしたね。ただ生の指紋では不安が残ります。指紋はデジタル透かしやせめて特殊シートなどで保護し、それを確実で安全に読み取る特殊装置があった上で指紋を照合すれば、unibonさんのいうような「顔パスならぬ指紋パス」が可能そうですね。 ただ、あもんとさんのご指摘のように指紋は読み取り不可または消失の可能性があるから、複数の指で採取するとか別の生体情報と組み合わせることも考えなくてはなりませんね。 あと、生体情報、つまりテンプレート情報はどこに?という話ですが、携帯するか集約するかは2者選択よりイブティさんが提案するように照合パターンの組み合わせ、場合によってはパスワード入力の操作なども組み合わせて確実性を強化するのが現実的のような気がします。ただ必要性によりケースバイケースなのでしょうね。 携帯するなら、ほむらさんが言うように期限切れの処分、盗難や偽造の対策も考えなくてはなりませんし、集約(データベース化)するなら照合する各場所にデータを配給する手段や許可も検討しなくてはなりませんよね。まだまだ他にもいろんな考慮事項がありそうですが。 そういえば、来年(1月5日以降)からビザ付きでアメリカ入国する人は両手人差し指の指紋とデジカメ写真撮影されることになったそうです。こちらは過去の犯罪履歴と照合するようで、身元確認とはまた違う目的に使われるようです。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_visit.html |