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SCMにおける目的検討方法

投稿者投稿内容
summie
会議室デビュー日: 2004/01/26
投稿数: 3
投稿日時: 2004-01-26 22:31
はじめまして。
SCMの導入目的として在庫削減、キャッシュフロー増大という大項目を挙げることが多いと思っておりますが、製造、販売という両者それぞれで在庫を適正にするために、どういうことが原因で在庫が多くなっていて、どういう要因で在庫削減できるのでしょうか?
SCMが有効かどうかを考えるにあたり、理論在庫のシミュレーションを考えてみても発注点方式や定期発注方式といった古典的な理論在庫算出法がそのまま適用するのも現状の在庫管理には無理があるのかさえも少しわかりません。
現実として製造会社、販売会社それぞれでSCM導入の検討材料として在庫シミュレーション(リードタイムや発注量や需要予測や計画などを変数的にしてこう変わったら在庫がどう変わるといったシミュレーション)について何かいい方法があれば教えていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
はにまる
ぬし
会議室デビュー日: 2003/12/19
投稿数: 969
お住まい・勤務地: 誤字脱字の国
投稿日時: 2004-01-27 00:02
はじめまして、はにまると申します。

 summieさん、エライ広範囲な質問をされております ^^;
 
 初対面の方に大変失礼とは思いますが、学生の勉強の話にも伺えます。
 (一部あり得ない個所を文書で感じています。。。)

 話を絞って見ては如何でしょうか?
るぱん
ぬし
会議室デビュー日: 2003/08/01
投稿数: 1370
投稿日時: 2004-01-27 09:37
るぱんです。

個人的な意見ですが、変数を洗い出してみるのはいかがでしょう?
そして、SCMのメリットは在庫だけなのかどうかも大事なのでは?

その為に「本来SCMとは何なのか?」を先に考えた方が良いと思われますが・・・?
キャッシュフロー増大を歌うのであれば、会計の知識も必要ですよね。

一度に全部・・・だと、教える方も教わる方も辛い物がありませんでしょうか?
SCMは一つの在庫理論で組みあがっている物では無いと思いますよ。

全体像を見てから個別に撃破した方が良いかと。

SCMのお題目だったと思いますが、
製造から小売までシームレスにつなぐ事になってませんでしたか?

在庫と言うのはその中の一つの項目に過ぎないと思います。
消費者のニーズを製造まで伝える役割も果たそうとしていたと思います。

各項目が重なって、結果的に在庫が削減した・・・とかキャッシュフローが増大した
だったと思います。

そして、それを考えるにあたり、今現在アメリカで言われているキャッシュフロー経営
の賛否等も考慮に入れる必要があります。

まずは、SCMとは何か?だと思います。
アマゾンで調べてみました。

SCMのキーワードで25冊出てきました。
やりがいありそうですね。
はにまる
ぬし
会議室デビュー日: 2003/12/19
投稿数: 969
お住まい・勤務地: 誤字脱字の国
投稿日時: 2004-01-27 10:01
はにまるです。

 よく見れば summieさんは、立場を記述されていないですね。
 私の早とちりでした。
 ただ、実務担当者の質問とは考え難い為、追記致します。
 (違ったら、すみません...)

 業務的な質問の場合、質問者としての立場を明確にする必要があります。
 それは、回答者は相手の立場によって返答を変えるからです。

 もし、業務者からの質問であれば、理由は今、省きますが、
 コンサルティングに協力依頼する事を強く勧めます。
 
 しかし、勉強の話であれば、
 書籍等の勉強では知識収集の限界や各知識が繋がらない問題を
 質問として上げた方が快く回答される方が増えると思います。

 オブジェクト指向のスレッドを見ると解りますが、学術的な話と実務的な話には
 溝があります。相容れぬ物とは言いませんが、実務的問題は人間の泥臭い話が要因となり、
 実務上、”人間の泥臭い話”の解決の方が重要になります。
 これが、”学術的な質問”と”実務的な質問”の返答の差の
 ”大要因の一つ”と考えています。
はにまる
ぬし
会議室デビュー日: 2003/12/19
投稿数: 969
お住まい・勤務地: 誤字脱字の国
投稿日時: 2004-01-27 17:00
イジメッ子、はにまるです。
(本当は違いますよ!ただ、当スレッドでそんな感じになったなぁと...)

 一応、ちゃちゃいれましたので、
 質問自体の返答を致します。
 あと、当スレッドの公益性を保つ為。

引用:

製造、販売という両者それぞれで在庫を適正にするために、
どういうことが原因で在庫が多くなっていて、
どういう要因で在庫削減できるのでしょうか?



1.製造で在庫が増加する原因。

  分担作業により製品を製造するとします。(A(材料)→B(仕掛品)→C(製品))
  この際、Bを担当する者の人事評価は、Bの生産性で決めるのが一般です。
  よってBは一生懸命、生産します。
  しかし、Bが生産した物=売上に直接する訳で無く、
  また、 Bの生産力>Cの生産能力 の場合、Bの生産物があふれる構成になります。
 
  これは、「ザ・ゴール」の書籍で解りやすく説明されています。

2.販売で在庫が増加する原因。
 
  小売店を前提とします。
  店頭に御客が必要とする商品が無いと売れない、だから在庫増やす。
  しかも、売れない商品は在庫として残る。
  よって、単純に在庫は増加します。
  (店頭に商品が無い事を「機会損失」と言われ業界的に非常に嫌います。)

3.製造で在庫削減について

  代表的な話はありますが、在庫削減は業務改革であり、
  システムはその情報連携のサポートでしかありません。
  つまり、在庫削減手法の適用によりシステムの有り方は変わります。
  (つまり、説明が面倒 ^^;)

4.販売の在庫削減について

  理想論であり基本理論が、”売れる商品のみを置く。”
  後は、売残りの対処です。

引用:

発注点方式や定期発注方式といった古典的な理論在庫算出法が
そのまま適用するのも現状の在庫管理には無理があるのかさえも少しわかりません。



”発注点方式”や”定期発注方式”は、
どちらも在庫切れを回避する為の策で、その反面、売残りのリスクがあるからです。
定番商品(長期間、売れ続けている物)は摘要し易いですが、
御客様の多様化が進み、商品サイクルが激しい中では
リスクの面のみが顕著に表れているからです。


引用:

現実として製造会社、販売会社それぞれでSCM導入の検討材料として
在庫シミュレーション(リードタイムや発注量や需要予測や計画などを変数的にしてこう
変わったら在庫がどう変わるといったシミュレーション)について何か
いい方法があれば教えていただきたいと思います。



広範囲でシミュレーションを行う事を言われていますが、
学術的にはいいかもしれませんが、
実務上その行為は無駄になるのでしません。

ターゲットを絞り、前提条件を明示して改善効果の
シュミレーションをするのが一般的です。

尚、製造会社、販売会社では、利益の生成手段が異なる為、
SCMの取組みも異なります。
その為、どちらか一方に絞って話をした方が宜しいと思います。

# まー、直売の製造企業って考えれば、それも宜しいかも ^^


[ メッセージ編集済み 編集者: はにまる 編集日時 2004-01-27 17:03 ]
Beatle
ぬし
会議室デビュー日: 2003/06/09
投稿数: 394
投稿日時: 2004-01-27 18:04
在庫のシミュレーションそのものは以外に単純です。
 生産数=不良+必要数
の基本式にリードタイムの要素と日々の生産能力の要素が加わればよいだけです。

受注生産の製造業では概ねこの計算で、シミュレーションの基本部分は
できると思いますが、業種によっては様々な要素が加わります。

受注生産で無い場合、必要数をどう求めるか?
この部分は「在庫管理」という面ではなく、「販売計画」あたりから需要予測
とかいった別のシミュレーションで求められ、生産計画に流すという形になるので
しょう。
また、最近ではフレキシブルなライン編成とか要因管理という面があって、日々の
生産能力の固定値ではなく変数になってきています。

在庫管理を含む「生産管理」というところは企業が1000あれば1000通りの
考え方があるといっても良いぐらい異なりますので、もう少し絞ったほうがよろ
しいかと思います。

ただ、「在庫が多い」という事象だけならもっと単純なところに問題がある場合も
考えられます。仕掛の管理、引当管理、外部移動(外注加工品等)品の管理、
不良率等品質管理等、シミュレーション・計画のところとは別のところで問題があ
る場合もありますよ。
summie
会議室デビュー日: 2004/01/26
投稿数: 3
投稿日時: 2004-01-27 23:05
みなさん、お返事ありがとうございます。

失礼しましたが私の立場をお伝えしますと
・業務の内容を整理しようとする情報部門の実務者(?)
・SCMに関する仕事に就いたのはついこないだです。

ということです。
在庫の適正化に注目しているのですが、書籍などから理論在庫や適正化について勉強していたという状況です。
ただ、理論的に適正な在庫量を取り組みの目標としたときに、SCMなどが浸透しかけているこの時代に妥当なのかが少し疑問に思ってしまったのでこういう場で質問をした次第です。(目標値はトップダウンで何割削減というのもありますが)
SCMパッケージはあるべき姿を実現するひとつのツールというか手段のひとつだと思いますが、在庫という視点でその有効性や予測される効果を求めようとしてます。(そのような改善活動を実施するかしないかを意思決定する人間を説得できるようになりたい、ITで支えることができるならその仕組みを考え提案できるようになりたいというイメージです)
概ねの人が納得できるような「理論での在庫量」を求めて、実際の状況などから削減目標値・(SCM導入となれば)SCM導入効果の予測値を求めたいと思ってます。

広範囲の質問になってしまってますが、
参考情報があればのレベルですのでヒントでもいただければと思います。
変数を洗い出すというヒントも参考になります。(ありがとうございました)

何かありましたらお願いいたします。
るぱん
ぬし
会議室デビュー日: 2003/08/01
投稿数: 1370
投稿日時: 2004-01-28 09:16
るぱんです。

勉強と実務は切り離す方がいいですよ。
中途半端は駄目ですよね?

SCMに関するチームに籍を置いたのが近日であるならば、
・勉強する
・リーダーシップは取らない

が良いかと。

急がば回れって言葉があります。
SCM=在庫適正化と結びついていると思うのですが、
在庫適正化はSCMの一つの指標にしかなりません。

トップに対して説得力をもちたいのはわかります。
でも、焦っているようにも思います。

SCMは全社規模で行う物です。
中途半端な論理の構築で、他人を振り回す事の無いように熟慮願います。

一朝一夕で身に付けた理論は砂上の楼閣です。
足元がおろそかになり、土台から傾きかねません。

需要予測は厳しい物です。
経済アナリストが経済を読み間違えてたりするんですよ?(結果的にの話しですが。)

SCM等はオブジェクト指向とは違い理論先行ではなく、
地道な実績でたどり着くものだと考えてます。

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)