図5詳細 AnswerTreeによる樹木図

 ディシジョンツリー分析は、データ項目間の関係を樹木ベースで表示する分析手法で、分類や予測を行う場合などに使用されます。樹木ベースの分析では、一連の説明変数から一定のルールに基づき適切なものを選択、順次データセットをサブグループに分岐させます。

 ここでは第一階層で顧客全体を年収で分類し、3つのグループに分岐表示しています。ノード1(年収1万6100ドル以下)はノード2(年収1万6100から1万8000ドル)、ノード3(年収1万8000ドルより多い)に比べて、T(購入)の比率が高いことが分かります。このノード1をさらに男女(M/F)で分類したのが第二階層の分岐で、ノード4とノード5に分類されています。

 この場合、年収で1万6100ドル以下の男性であるノード4が、Tの割合の一番高い(全体で14.5%に対しノード4は83.3%)ことから、ターゲットセグメントと考えられます。