第142回「下請けいじめ?」
編集部から:今回、社長は知り合いのシステムインテグレータに新しい業務システムの作成をお願いしました。知り合いということで、要件定義書と見積書程度で、正式な契約書などは交わさなかったようです。しかし、当初の要件定義自体に不備があったため、当然出来上がったシステムは不備が多く、修理が必要な状態なので、再度見積もりを取ったところ……。
このようなケースはよくありますね。日本では特に、最初の要件定義をきちんと行わず、改修、改修で完成に近づけていく傾向があるからでしょう。しかし、最近では欧米と同様に最初にきちっとした要件定義を行い、契約書に基づいた作業を行って、それ以外は別料金で対応することも増えているようです。今回のケースでは社長のミスを、システムインテグレータさんが被った感じでしょうか。“下請けいじめ”とも取られかねないですね……。いずれにしても、あどみちゃんの要求はひどすぎます……。
原案:シスアド達人倶楽部 なにわ出張所
画:カトウナオコ
構成:@IT情報マネジメント編集部
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