アラクサラがネットワーク運用自動化のためのAPIを展開へ

2006/2/9

 アラクサラネットワークスは2月8日、ネットワークとITシステムの連携やネットワーク運用・管理の自動化を目的とした「オープン・オートノミック・ネットワーキング」(OAN)コンセプトを公表、具体的アクションの第1弾として、OANの基盤技術である「Open Networking - Application Program Interface」(ON-API)を4月1日から提供すると発表した。

 「OAN」コンセプトは、ITシステムの全体最適を実現するための自動化、止まらないビジネスを実現するためのITシステムとの連携強化、操作ミスを防止するためのネットワーク運用・管理の自動化、他社の関連ソリューションとの連携、を骨子としている。

 このコンセプトを実現する基盤技術として同社が開発したON-APIは、ITシステムの自動化を行う運用管理プログラムに、ネットワーク機器に対する定義や操作を行うAPIを提供するもの。標準化が進むnetconfを採用し、ネットワーク機器に対する定義や操作を、ネットワーク機器が備える各種機能に対応付けたAPIとして提供するとともに、テンプレートを提供する。機器との通信手段としてはSOAPを採用した。

 アラクサラでは、「ON-API」として規定した実装標準を国内外の各種標準化団体に提案していくとともに、アラクサラ自身も「ON-API」を活用したソリューションを開発することで、「OAN」の普及促進を図るとしている。

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アラクサラネットワークスの発表資料

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