NTTドコモの新接続サービスをオープン系で構築、NTTデータとNEC

2006/3/28

 NTTデータとNECは3月27日、NTTドコモのFOMA向けモバイルインターネット接続サービス「mopera U」を支えるシステム「MAPS」を、オープン系システムで構築したと発表した。サーバ70台、ネットワーク機器130台で構築したという。

 mopera UはFOMA回線や無線LAN回線を使って外出先から電子メールやWebサイトの閲覧を可能にするサービス。エンドユーザーがさまざまな通信回線を使って接続するため、新システムのMAPSには回線種別を自動判別し、データ変換や圧縮を行う機能を盛り込んだ。電子メールに添付したMicrosoft Office文書を携帯電話などで快適に閲覧できるようデータ変換・圧縮する機能もある。

 また、通信機器がFOMA回線から無線LAN回線に接続を保ったまま移動することを考慮し、ユーザーIDを入れ直すことなく通信回線を選択できるシングルサインオン機能を実装した。

 MAPSの開発はNTTデータがプロジェクト全体を統括し、プロジェクトマネジメントやポータル、顧客管理などのアプリケーションを開発した。NECはシステム基盤の構築や電子メール関連や運用管理などのアプリケーションを開発した。

(@IT 垣内郁栄)

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