Seasar2とOSS活用・普及を目指し、ISIDとHPが協業
2006/8/3
電通国際情報サービス(ISID)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月2日、エンタープライズ領域におけるオープンソース・ソフトウェア(OSS)の活用で協業すると発表した。
これは、日本発のJava開発用フレームワーク「Seasar2(シーサーツー)」の採用促進を中心とするもので、OSSの市場開発から販売活動、システム構築、運用・保守までの各段階において協力し、オープンソースを活用したエンタープライズ向けソリューション提供の強化・拡大を目指すもの。
具体的な活動として、まずISIDの「Seasar2の商用サポートサービス」および「Seasarファウンデーションへの支援などを行ってきた専任チーム」と、日本HPのオープンソース・コンピテンシー・センタとの共同検証作業を行い、検証結果を公開する。このほか、両社の経験を生かしたインフラ提案・構築支援サービスや運用・保守サポートの提供、OSS市場開発に関する共同マーケティングなどを展開する。
これまでSeasar2は、開発者以外には導入メリットが理解しにくい、提供コンポーネントが多く関連内容を把握するのに時間がかかるなどの理由で、期待以上には普及していなかったが、両社は今回の協業によりこれらの課題を解消し、エンタープライズ市場におけるOSS構築のシェア拡大を目指す。
[関連リンク]
電通国際情報サービスの発表資料
日本ヒューレット・パッカードの発表資料
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