山口FG、日本IBMなどが進める地銀共同化システムへ参加

2007/4/6

 日本IBMと三菱東京UFJ銀行、および地銀4行は4月6日、共同で進めている「地銀共同化システム」に山口フィナンシャルグループ(山口FG)が参加することに合意したと発表した。

 山口FGは次期勘定系システム構築の一環として、業務・制度・技術面での将来のIT対応力を高め、顧客サービスを一層向上させるため、地銀共同化システムへの参加を決めたもの。グループ傘下の山口銀行、もみじ銀行も山口FGを窓口にして共に地銀共同化システムに参加する。

 地銀共同化システムは三菱東京UFJ銀行の現行システムをベースに、参加行(常陽銀行、百十四銀行、十六銀行、南都銀行)のニーズを反映したバンキングシステム。2003年から検討・開発が始まり、2007年1月には常陽銀行向けに稼働を開始しており、そのほかの参加行も順次、サービスインする予定。開発・保守・運用は日本IBMが担当し、システムリソースは同社のデータセンターに集約される。開発・運用要員も同社の子会社である地銀ITソリューションに集約して、経費削減を図る。

 日本IBM・三菱東京UFJ銀行などでは、共同化する対象業務は、預金・融資・外為などの勘定系のほか、インターネットバンキングといったダイレクトチャネル系や情報系などで、今後はさらに共同化範囲の拡大を検討するとしている。

[関連リンク]
日本IBMの発表資料
三菱東京UFJ銀行の発表資料(PDF)
常陽銀行
百十四銀行
十六銀行の発表資料
南都銀行の発表資料
山口フィナンシャルグループの発表資料(PDF)

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