シード、経営システム基盤をオラクル製品からSAP製品へ移行

2007/4/11

 SAPジャパンは4月12日、同社の基幹業務システム「SAP ERP」を採用して、コンタクトレンズ製造・販売の大手のシードが経営システム基盤を再構築する予定であることを発表した。システムは詳細設計からシステム稼働のテストも終了し、2007年7月からの安定稼働が可能だと確認されている。

 シードは2000年よりオラクルの業務パッケージソフト「Oracle Applications」を中核にしてIT基盤を構築していたが不具合の発生などがあり、また「1日使い捨てコンタクトレンズ」の国内生産の開始や法規制への対応を見据えて、財務会計、管理会計および人事給与管理機能を備えた経営システム基盤を再構築する必要があったことから、2006年11月にSAP製品の導入を決定、2007年7月からの本格稼動(予定)となった。

 シードでは財務会計や販売物流などの業務処理を標準化することで、コスト削減を実現、製品開発やマーケティングに注力する。今後は、同システムの機能の拡張を通じて、さらなる業務の効率化および生産性の向上を目指すとしている。

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SAPジャパンの発表資料
シード

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