国立情報学研究所、次世代学術情報ネットワーク「SINET3」を運用開始

2007/6/1

 国立情報学研究所(NII)は6月1日、同日より次世代学術情報ネットワーク「SINET3」(サイネット・スリー)の本格運用を開始したと発表した。

 NIIはこれまで、大学などをつなぐ「SINET」と、先端学術研究機関を最大10ギガビット/秒で結ぶ「スーパーSINET」の2つの情報ネットワーク基盤を運用してきたが、学術情報流通の情報インフラの高機能化と多機能化に応えるため、SINETとスーパーSINETの2つの基盤をシームレスに統合、光IPハイブリッド技術と最大40ギガビット/秒の基幹回線などを導入した最先端情報通信基盤SINET3を構築した。

 同ネットワークは最先端学術情報基盤(CSI)の中核を担い、日本全国75カ所にネットワーク接続拠点を設置、大学・研究機関などに最先端のネットワーク環境を提供する。また、国際間の研究情報流通を円滑に進められるよう、米国・欧州などの海外研究ネットワークと相互接続を行っている。

[関連リンク]
国立情報学研究所の発表資料
NECの発表資料

[関連記事]
大学間でシングルサインオンを可能にする、NII(@IT News)
量子暗号速度を1000倍に、国立情報学研究所(@IT News)
GMPLS実用化は3年後? 世界初の実験で「大きなステップ」(@IT News)


- PR -

「ITmedia マーケティング」新着記事

マーケティング責任者が「サステナビリティー」担当を兼任 ネスプレッソの真意は?
Nespresso USAのジェシカ・パデューラ氏は「Advertising Week New York」においてブラン...

Web広告担当者を悩ませるMFA モバイルアプリで増殖しないのはなぜ?
オープンWebで大きな問題となっているMFA(Made ForAdvertising)はモバイルアプリにおい...

「Shufoo!」の来店データを活用した広告運用サービス TOPPANグループのONE COMPATHが本格展開
「Shufoo!」の来店データを活用した店舗販促特化型の広告運用と、施策効果の詳細分析によ...