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■ ┃＠┃Ｉ┃Ｔ┃［＠IT通信 No.128］ 2003/11/20 ■
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■ C o n t e n t s ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■Weekly Select
最大の情報漏えいリスクは“内部の人間”
【情報漏えい関連記事特集】
■イベントカレンダー
2003年11月20日〜11月27日
■アットマーク・アイティからのお知らせ
忍び寄るクビ切りの恐怖
■今週のキーワード（from ＠IT用語事典）
POSIX（Portable Operating System Interface for UNIX）
■［コラム］＠ITハイブックス担当のつぶやき
神秘な魚──ウナギ
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さすがに11月も下旬に入って、だいぶ気温が下がってきました。これから本格的な冬
到来。鍋物のおいしい季節です。先日も友人とチゲ鍋をつつき、気が付いたら1人で
3人前くらいの量を食べてしまいました……。おかげで体重計に乗るのが怖い今日こ
のごろです。
■Weekly Select━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 最大の情報漏えいリスクは“内部の人間”
【情報漏えい関連記事特集】
従来システムリスクといえば、悪意のある第三者による外部から社内システムへの侵
入やWebサイトの改ざんなどを意味していた。そしてこれらのリスクが注目されるに
つれ、その対策――ウイルス検知ソフト、ファイアウォールや不正侵入検知システム
といった製品やソリューションの導入――もかなり進んだようだ。
しかしここにきて、「情報漏えい事件」がテレビや一般紙などに報じられるようにな
り、社員など組織内の人間による「故意や過失による内部情報の流出」への関心が高
まっている。いまや情報セキュリティ上最大のリスクは“内部の人間”なのだ。
そこでサーバにある機密情報やデータへのアクセス権限の設定、およびそれらを運用
・管理するためのルール（セキュリティポリシー）を明確に定めることが求められる
ようになっている。あるいはデータ自身に利用権限をかけてしまうというソリューシ
ョンもある。マイクロソフトのWindows Rights Management Services（RMS）などは
かなり利便性の高いソリューションだ。
顧客のプライバシー意識も高まりや、個人情報保護法の成立などもあって、これまで
部署や個人で行ってきた顧客情報の管理を全社レベルで考え直す必要が出てきている
といえる。
今回は、このような企業や組織の悩みである組織内部からの情報漏えいに関連する記
事を紹介しよう。
（編集局：近藤孝一）
●情報漏えいを考える
【情報漏えいは防げないのか】
連載：IT Businessフロントライン (92) 自衛隊のネットワークシステムの開発デー
タが流出した事件は、人間側の情報漏えい対策の難しさを改めて考えさせられるもの
だ（2002/8/16）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws3Y2001
●情報漏えいの一因である「ミス」
【人はミスをするものと思え、故に事前対策が重要】
Security&Trustウォッチ（17） 日ごろ警戒すべきは、操作ミスやちょっとした設定
の見落としかもしれない。その防御策は、システム面と運用面の仕組みにある
（2003/8/23）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws3Y2002
●新たな情報漏えいの問題「個人情報」
【個人情報流出で倒産するシステム・インテグレータ 】
NewsInsight さまざまな議論を経て成立した「個人情報の保護に関する法律」が
2005年4月にも施行される見通しだ。Eコマースサイトなどを運営し、大量の個人情報
を保存している企業にとっては、施行前と比較して求められる義務が格段に増える
（2003/11/1）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws3Y2003
●情報漏えいを防止するための新しい考え方
【情報漏れのうっかりミス防ぐRights Managementとは 】
NewsInsight 「今回のテクノロジは、セキュリティソリューションではない」と冒
頭に語った森屋氏。RMは、悪意のあるユーザーから守るソリューションではなく、悪
意のない行動による“うっかりミス”――電子メールやファイルを意図しない人に転
送してしまった――など企業で起きがちなミスを防止するテクノロジだという
（2003/11/12）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws3Y2004
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■イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 2003年11月20日〜11月27日
今週の注目イベントは、25日に品川の東京コンファレンスセンターで開催されるIBM
オンデマンド・テクノロジー・フォーラム 2003です。注目を集めるWebサービスとグ
リッド技術を融合した最新テクノロジを体感できます。
19〜21日：Gartner Symposium/ITxpo 2003（東京・台場）
：Inter BEE 2003（2003国際放送機器展）（千葉・幕張）
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20日：【商談上手】ざっくばらんに個別無料IT相談会（大阪）
：バランス・スコアカード・フォーラム2003 Autumn（東京・目黒）
：IP-VPN、インターネットVPN＆広域イーサネットセミナー
（東京・北青山）
：ビジネスソリューション最新動向セミナー
−RFID最新動向と今後の展望−（東京・六本木一丁目）
：ケイタイショッピングの今後の可能性（東京・市ヶ谷）
：第37回 IT-SOLUTION SEMINAR「製造業IT化の新たな挑戦」
（東京・外苑前）
──────────────────────────────────────
20日：.Netよりかんたん、WebSphereで作るサーバーサイド
アプリケーション!（東京・神谷町）
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20日〜21日：メビウスマーケティングセミナー（東京・西新宿）
：Microsoft 経営＆ソリューションセミナー（東京・目黒）
：ORF2003（SFC Open Research Forum 2003）（東京・六本木）
：OASIS Open Standards Day Tokyo 2003（東京・渋谷）
──────────────────────────────────────
21日：セキュリティを通して考える情報モラル連続セミナー（東京・渋谷）
：上海市IT戦略フォーラム2003（東京・大手町）
：ソフトウェア資産管理セミナー〜評価基準発表とその運用方法を解説
（東京・信濃町）
：経済産業省・国土交通省・文部科学省
平成16年度IT関連重点施策の要説と取組み （東京・有楽町）
：Linux カーネルシンポジウム in Yokohama Vol. 6（横浜）
：ベリタス エンタープライズデータ保護 新製品セミナー（大阪）
：すべてのWebレポーティングニーズに応えます！（東京・神谷町）
：e-ラーニングのコンテンツ制作と新ビジネスへの探求セミナー
（東京・神谷町）
：Dell|Technology Showcase（東京・西新宿）
：丸山先生レクチャーシリーズ in 東京 2003 第2回：J2EE 1.4
（東京・田町）
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22日〜23日：日本経営システム学会第31回全国研究発表大会（豊橋）
──────────────────────────────────────
25日：e-ビジネスを支えるPDFソリューションセミナー（東京・丸の内）
：Microsoft Portal & Integration Day 2003（福岡）
：CUA 第1回ERP/SCM分科会（東京・水道橋）
：Rational Monthly Technical Seminar（東京・大阪）
：IBM オンデマンド・テクノロジー・フォーラム 2003（東京・品川）
：エイジアン・パートナーズ フォーラム（東京・表参道）
：XMLマスターDAY 2003（東京・表参道）
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26日：連続セミナー2003 ユビキタス社会の実現に向けて
〜インフラからサービスまで〜（東京・西新宿）
：次世代製造業の企業コンテンツ戦略セミナー（東京・六本木）
：拡大発展を続けるオープンソースソフトウェアの世界
（東京・有楽町）
：アイ・エム・プレス ビジネスセミナー／
顧客を魅せる関係作りの最新事情を紹介（東京・西新宿）
：ICチップ・ICカード・バイオメトリクス／ユビキタス時代の
バイオメトリクス認証技術関連の最新動向（東京・四谷）
：「エンタープライズ・プロジェクトマネジメント(EPM)」セミナー
（東京・六本木）
：Microsoft Portal & Integration Day 2003（東京）（東京・目黒）
：本格化するIP電話サービスと急増する法人の利用（東京・表参道）
：SEO事例セミナー（東京・水道橋）
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27日：Microsoft 経営＆ソリューションセミナー（大阪）
：翼システムフォーラム2003（東京・品川）
：XML×PDFで実現するコンテンツ＆
プロセス連携ソリューションセミナー（東京・新木場）
▼詳しくは「イベントカレンダー」へ
http://www.atmarkit.co.jp/news/eventcalendar/eventcalendar.php#this
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┃あ ┃エンジニアって本当に残業が多い。でも、待てよ。なぜ、同期のアイツが
┃ぁ今 ┃いつも「お先に失礼」なんだ？ 年収が高い部長が２０時に帰れるんだ？
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┃ もれ┃ それは「生態」が違うんです！やっと気がつきましたか。
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■アットマーク・アイティからのお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 忍び寄るクビ切りの恐怖
〜期間限定！『転職アドバイスメール』スタート〜
「自分の今後のキャリアを考えるとき、一番参考になるのは先輩社員だよね」これは
社内ミーティングでの、ある出席者の言葉だった。
それを聞いて自分が新入社員だったころを思い出した。入社日に社長に言われた一言
はいまでも忘れない。「3年後に使い物にならなかったらクビ！」あっさりきっぱり
と言い放つ社長に固まった若かりし私であった。
「だったら、社会人3年目の先輩を参考にしよう」と思いきや、その会社は設立した
ばかりで、新卒以外は社会人歴十数年の社員ばかり。無理を承知で「3年目で使い物
になってるってどの程度なんすかね？」と相談したところ、「若いころの話は忘れち
ゃったよ」と悲しいお返事。
社員の年齢構成に断層がある会社に入社したのだから仕方がないと分かってはいたも
のの、自分の実力を相対的に測ることができないことがなんともツラかった。やむを
得ず本を読み漁ったが、知識が増えるばかりで、どうにも不安は解消されない。3年
経ってもクビにはならなかったが、その後転職をした。
IT業界の場合、年齢構成の断層だけではない。技術動向の速さと多様な専門ジャンル
に細分化されているため、持っているスキルが違えばキャリアの参考にならないこと
もある。スキルの断層と言えるだろう。
今年7月に行った＠IT自分戦略研究所の読者調査で、キャリアビジョンを明確にする
際、参考にしたい情報源として、「同業他社のエンジニア」という回答が「上司や先
輩社員」を上回る結果を残した。
しかし同業他社のエンジニアとキャリアや転職ついて話をする機会なんて、めったに
ないだろう。そこでアットマーク・アイティが代わりにアドバイスしようという無料
サービス「転職アドバイスメール」を期間限定で実施することになった。
起-動線 for atmarkIT エバンジェリストの堀内さん、アットマーク・アイティ代表
の藤村、そして私小林が三者三様の視点で、お申し込みの皆さん全員のキャリア、転
職について個別アドバイス。締切は11月28日（金）まで、お申し込みはお早めに。
（＠IT自分戦略研究所 サービス企画担当 小林 教至）
▼「転職アドバイスメール」
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=AM3Y2001
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■今週のキーワード（from ＠IT用語事典） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■
■ POSIX（Portable Operating System Interface for UNIX）
ポジックス
POSIXは、UNIX的なカーネルにインプリメントされるべきC言語のインターフェイスを
規定した標準仕様である。POSIXは単一の標準ではなく、Institute for Electronics
Engineers, Inc.（IEEE）が定める一連の標準で構成されている。また、POSIX標準は
ISO（International Organization for Standardization）やIEC（the Internatio-
nal Electrotechnical Commission）（ISO/IECと呼ばれる）でも国際標準として採用
されている……
▼続きは「Linux用語事典」へ
http://www.atmarkit.co.jp/aig/03linux/posix.html
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■［コラム］＠ITハイブックス担当のつぶやき━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 神秘な魚──ウナギ
＠ITハイブックス担当の河合です。ついこの間までは、11月といっても先日の衆院選
挙前は、まだ暖かかったのに、このところめっきり寒くなり、体がついていかずに風
邪をひく方も多いと思います。こういったときこそ、スタミナがつくものでも食べた
いですね。
夏場のスタミナ食といえば、“土用の丑の日”に代表される鰻ですが、最近は、スー
パーに行くと鰻って1年中置かれていますよね（強引な導入、スミマセン）。
いつでも食べられる鰻（ここからは、ウナギに変更します）ですが、ウナギの生態は
謎が多いって知っていましたか？ 確か9月ごろにある水産試験場でウナギが卵を産ん
だことが話題になったのですが、なんとウナギの卵っていままで正体不明だったので
す。どこで産卵しているかさえ分かっていませんでした。
かの有名な、アリストテレス先生は「ウナギは泥の中から自然発生する」と書いてい
ました。それは、卵を持ったウナギや生まれたばかりのウナギの子どもが見つからな
かったためだそうです。じゃあ、ウナギはどこで卵を産んで、僕たちの食卓に来るの
か？
僕たちの食卓に来てくれるウナギは、なんと川を下って海を渡り、太平洋のマリアナ
諸島とフィリピンの間あたりで産卵しているらしいのです。しかも、生まれたばかり
のウナギは「レプトケファルス（注）」とよばれる柳の葉っぱのような時期を経て、
幼魚（シラスウナギ）になります。その幼魚が冬に日本沿岸にやってきて、採捕され
養殖に用いられています。ちなみに、浜名湖地域では、シラスウナギのことをメッコ
と呼んでいるそうです。
風邪が流行る季節に、体力をつけるためにも、次の「鰻」を食べる機会に、鰻は実は
神秘な魚であることを思い出してみてください。食する楽しみが倍増するはずです。
（注）レプトケファルス（葉形仔魚）：アナゴ、ウツボ、ハモ、ウミヘビも同じよう
な特異的な幼生期を経て、成長します。
（編集局 第2編集部：河合一彦）
▼このコラムについてのご意見・ご感想は「＠IT会議室」へ
http://ap.atmarkit.co.jp/bbs/core/club_cafe
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（＠IT通信／編集担当：岩崎史絵）
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