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■ ┃＠┃Ｉ┃Ｔ┃［＠IT通信 No.145］ 2004/03/25 ■
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■ C o n t e n t s ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■Weekly Select
効果的なITインフラ監視とは
【ITモニタリング関連記事特集】
■イベントカレンダー
2004年3月25日〜4月9日
■アットマーク・アイティからのお知らせ
ユーザー企業として、システム再構築に挑む
■今週のキーワード（from ＠IT用語事典）
RADIUS（Remote Authentication Dial In User Service）
■［コラム］営業企画担当の妄想
ハルウララ？！
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東京の桜の開花宣言は、観測史上2番目の早さで18日に行われました。しかし、ここ
のところ寒気が戻ったようで、先日も関東でも雪が舞ったところもありましたね。春
物のコートに衣替えをして出勤していますが、夜になるとまだ肌寒さを感じます。寒
さが苦手な方にとっては、まだまだ、ストーブやコタツを必要とする日は続きそうで
す。
■Weekly Select ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 効果的なITインフラ監視とは
【ITモニタリング関連記事特集】
いうまでもなく、今日ITは各企業のビジネス基盤となっており、システムダウンやパ
フォーマンスの低下は企業活動に大きなマイナスの影響を与える。
システムを動かし続けるには、まずは不具合を発生させないことが重要だが、その次
には不具合を発見することが極めて重要だ。そこでITインフラストラクチャ管理には
「監視」が欠かせない。
しかし、一口に「監視」と言っても、今日のITシステムでは監視対象も、ネットワー
ク、ハードウェア、ソフトウェアと幅広い。また監視を行うカテゴリは多様である。
ネットワーク／サービスの応答有無をチェックする稼働監視、ハードウェアやソフト
ウェアのエラーをチェックする障害監視、必要とされるパフォーマンスが発揮されて
いるかをチェックする性能監視、セキュリティ上の問題をチェックするセキュリティ
監視と、実にさまざまである。
運用フェイズに対するITコスト削減のニーズが強まる中、ITインフラの効率的・効果
的な運用管理が今後さらに重要になってくる。今回はさまざまなITリソースの運用管
理にまつわる記事を紹介しよう。
（編集局：富嶋典子）
●適切なモニタリング範囲とは？
【ネットワーク監視対象に適したモニタリングとは】
特集：エンタープライズ・モニタリングのつぼ システム管理の重要タスクであるモ
ニタリング。対象を稼働／障害／性能／セキュリティに分類し、テクノロジを解説
（2003/12/18〜全3回）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws432501
●ネットワーク管理プロトコル、SNMPをマスターする
【ネットワークを管理するプロトコル】
連載：監視を自動化するSNMP ネットワークを監視し管理するSNMPとはどのようなプ
ロトコルなのか。管理情報ベース（MIB）で情報を設定、取得、分析する方法から
SNMPを紹介する（2003/2/19〜全3回）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws432502
●効率のいいWebサーバ監視の鉄則とは？
【Webサーバ、これだけおさえれば落ちても大丈夫？】
特集：システム管理の鉄則（前編） システム監視ツールを用いたWebサーバ周辺の
稼働状況を監視するときの鉄則をお伝えする。監視設計、効率の良い症状監視とは
（2004/3/20）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws432503
●注目の集まる「Linuxサーバ」をモニタリングする
【障害の兆候を見逃さないためのサーバ監視】
連載：Linux管理者への道（7） サーバを動かし続け、障害に迅速に対応するのは難
しい。サーバの動作状況を監視し、障害の予兆や発生をより早く検知できる体制を整
えよう（2003/3/15）
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=ws432504
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■イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 2004年3月25日〜4月9日
来週の注目イベントは4月8日に東京・大崎で行われる「Adobe金融・保険向けソリュ
ーションセミナー」です。金融業界において、紙ベースのドキュメントは、まだまだ
重要ですが、電子ドキュメントによるビジネスプロセスの効率化事例などを学ぶ機会
です。
3月 25日：第41回 GISフォーラム東京｢カスタマーマーケティングと
CRM／BIベストプラクティス｣（東京・神谷町）
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25〜27日：メディアプロデュース展（大阪）
──────────────────────────────────────
26日：「システムの再生！」セミナー（東京・東銀座）
──────────────────────────────────────
31日：第1回 ネットコミュニティビジネスコンソーシアムセミナー
（東京・虎ノ門）
──────────────────────────────────────
4月 7〜8日：IP Forum2004（東京・有明）
──────────────────────────────────────
7〜9日：SEMI FPD Expo Japan 2004（東京・有明）
──────────────────────────────────────
8日：Adobe金融・保険向けソリューションセミナー（東京・大崎）
──────────────────────────────────────
9日：人材教育のためのeラーニングコンテンツビジネスセミナー
（東京・神谷町）
▼詳しくは「イベントカレンダー」へ
http://www.atmarkit.co.jp/news/eventcalendar/eventcalendar.php#this
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■アットマーク・アイティからのお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ ユーザー企業として、システム再構築に挑む
こんにちは、「＠ITジョブエージェント」を担当している小林です。＠ITジョブエー
ジェントは、＠ITクラブ・メンバー専用の転職支援サービスとして、2001年5月にサ
ービス開始し、先週の15日にリニューアルオープンしました。
リニューアルには、トータル10カ月かかりました。工程はざっとこんな感じです。
2003年6〜9月：競合調査、関係者ヒアリング、基本計画ラフ作成
10月：基本計画作成→決定
11月：サービスフロー・画面遷移策定、画面原稿作成
12月：画面デザイン開始、システム詳細仕様作成、DB設計
2004年1〜2月：システム実装、随時動作テスト
3月：最終動作テスト、データ移行テスト→移行
3年前のサービス開始時は、私1人＋外部協力機関といった体制でしたが、今回は私の
ほかに、ユーザビリティ担当1名、システム設計担当1名と、計3名＋外部協力機関で
臨みました。
サービス開始時は「エイヤ」で進めていくしかないのですが、リニューアルとなると
すでにステークホルダーがいたり、登録データがあったりと、要件定義にしろ、詳細
設計にしろ調整が大変です。
いってみればユーザー企業の担当者として、システム再構築を経験したわけですが、
一番重要だなと思ったのは、関係者に「商売のキモ」を分かってもらうことです。
豆蔵の山岸副社長が、「間違ったシステムを正しく作ってしまう」という表現をして
いたのですが、システム的にバグがなく正しく作れても、それで商売の目標が達成で
きなければ、無意味なんですよね。
今回のリニューアルでも、そういう場面があって「それじゃあ商売にならんでしょ」
と思わず憤慨しそうになったことも。しかし考えてみると「商売のキモ」を分かって
もらう努力を怠っていたのです。
プロジェクトの規模を考えると、小さいものですが、ユーザー側としてシステム再構
築を経験できたのは、大きな糧となります。ITエキスパートの皆さんの話を自分の体
験と照らし合わせて聞けるのですから。
苦労の甲斐あって、ITエキスパートのキャリアアップに一層役立つサービスになった
と自負しています。転職をお考えの方はもちろん、スキルを棚卸ししてみたい方もぜ
ひ＠ITジョブエージェントをお使いください。
▼＠ITジョブエージェント
http://www.atmarkit.co.jp/misc/ct.php?id=JA432201
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■今週のキーワード（from ＠IT用語事典） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ RADIUS（Remote Authentication Dial In User Service）
ダイヤルアップ接続のための認証システム、または認証を行うためのプロトコルであ
り、米Livingston Enterprise社が開発した。RADIUSシステムは、IETF（Internet
Engineering Task Force）によりRFC2138／RFC2139として標準化され、RADIUSサーバ
のソースコードは公開されている……
▼続きは「セキュリティ用語事典」へ
http://www.atmarkit.co.jp/aig/02security/radius.html
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■［コラム］営業企画担当の妄想━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ ハルウララ？！
今年も桜が開花した。これからに日に日にその色と表情を変えていき、毎年のことな
がら驚嘆の声を上げてしまうであろう美しき満開期を経て、しかし間髪入れずにはら
はらと散り始める。われわれが感傷にふける暇もなく、今度は葉桜として力強く生き
生きとした生命感を提示してくれる。
見事である。これだけのサイクルを3〜4週間の間に実に潔く、実にダイナミックに、
まるでわれわれの気分を先読みするかのごとき巧妙さで希望、感動、焦燥、失望、復
活、さらには忘却に至るまで絶妙に演出してくれる。
これを人為的なマーケティングに基づいたイベントとして展開してみたら、どうだろ
う？
担当者の作業は想像するだけでも大変なものである。今年の「桜」が終わった時点で
すぐに翌年の開花に向けた準備を始めなくてはなるまい。気候はもちろん、景気動向
や同時期のほかのイベントなどを加味して1年後の開花日と満開のタイミングを決定
する。そこにはデータマイニングに基づく需要予測だけではなく、膨大な数の市場調
査データや、グループインタビューなどから導き出される受け手の声も無視すること
はできない。
日程が決まれば早速準備作業だ。なにしろ「桜」は全国的なイベントである。綿密な
プロジェクトマネジメントの下、各地方の担当者と緊密な連携を取り合い、タイミン
グを計りながら南から北へ「桜前線」を形成し勢いよく咲き誇らせる。
もちろん地域ごとに人気の色を調査し微妙に濃淡をつけることや、どこかで「狂い咲
き」を起こし、マスコミへ話題を提供することも怠ってはならない。
その場所やタイミングを1つ間違えるとイベント全体の盛り上がりに影響するため、
End to Endの統合管理が必要だ。
今年のように、満開予定日に降ってわいた「ヤンキース来日、松井凱旋」というコン
ペティティブな外的要素に対抗するため、開花後に雪を降らせ満開を遅らせるなどと
いうという手法は実におもしろく興味深い。
ここまでやるからには、スポンサー探しも慎重に行いたい。花見客を対象にしたビー
ル会社や食品会社、イメージアップを狙うナショナルスポンサーはもちろんだが、メ
インスポンサーにはぜひ“IT企業”に一役買ってもらいたいところだ。
このダイナミックでアジャイルな一気通貫イベントを通して、ITがもたらす「スケー
ラビリティ」や「フレキシビリティ」を余すところなくアピールできるだろう……。
イカン、また思考が暴走してしまった……。
とにかく、それぞれ一本の木々が淡々と生命活動を行っているだけのことに対して、
こんな大がかりな作業を見いだしてしまうわたしの想像力、いや妄想力。これこそが
桜とほかの花との決定的な違いなのだろう。
今年も「桜の生命力」と「わたしの妄想力」のコラボレーションによる、一大イベン
トが始まる……。また酒が飲める。
（＠IT営業企画局：手塚曉）
▼このコラムについてのご意見・ご感想は「＠IT会議室」へ
http://ap.atmarkit.co.jp/bbs/core/club_cafe
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（＠IT通信／編集担当：近藤孝一）
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