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 ■ ┃@┃I┃T┃[@IT通信 No.403]2009/04/30            ■
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■ C o n t e n t s ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ■今週のテーマ
   連休中にインストールしてみよう
 ■今週のキーワード(from @IT用語事典)
   フォード方式
 ■[コラム]@IT編集部員のつぶやき
   絶対に展示されない標本を見た!
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春の大型連休がやってきました。敢えて「春」と付けたのは、2009年から秋にも大型
連休が始まるからです。ゴールデンウィークに対して、どのような愛称で呼ばれるの
でしょうか?

■今週のテーマ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 「今週のテーマ」は、@ITで過去に掲載された記事の中から、担当編集者が
■ お勧めの記事をテーマ別に再掲載するものです

【テーマ】連休中にインストールしてみよう

●無償になったXenServerを設定する
超簡単! XenServerを試してみよう(1)

XenServerは、オープンソースのハイパーバイザであるXenをベースとした、シトリッ
クスによる仮想化ソフトウェアです。本記事の時点での最新バージョンはXenServer
5.0です。これまで機能の違いにより、Express Edition、Standard Edition、
Enterprise Edition、Platinum Editionの4エディションで構成されていて、単一サ
ーバの仮想化環境を構築可能なExpress Editionのみが無償でした。しかし、3月25日
から仮想化ソフトウェアは基本的に無償となり、高度な管理機能のみがEssentialsと
いう管理ツールとして販売されます。つまり、複数のサーバ機にわたる仮想化環境を
無償で構築できます。仮想マシンを稼働させたまま別のサーバ機に移動する
XenMotionという機能も使えることになります。

このXenServerを使って、試しにWindowsサーバを仮想化してみましょう。非常に簡単
に使えます……(2009/3/6)

▼続きは「本文」へ
http://www.atmarkit.co.jp/fserver/articles/freexenserver/01/01.html

さらに「インストールしてみよう」関連記事は……

●WindowsにRuby1.9.1をインストールする
環境構築ステップ・バイ・ステップ Ruby 1.9系統の安定版も登場し、処理の高速化
が図られた新しいRubyを試すときです。そのための環境構築手順を紹介します
(2009/3/11)
http://www.atmarkit.co.jp/fcoding/articles/ruby191/ruby191a.html

●KVMの導入と基本的な使い方
知って見るみるKVM(2) Linux Kernelにマージされている仮想化技術「KVM」。あ
えてコマンドラインベースで、その導入方法と基本的な使い方を説明します
(2009/4/15)
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/kvm02/kvm02a.html

●バージョン別セットアップマニュアル一覧
主にJavaにかかわる開発者/プログラマのための、ツール/サーバのインストール記
事をバージョンごとに表でまとめたリンク集。過去バージョンのダウンロード先リン
クもあり!(2009/3/4)
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/channel/install_index.html

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■今週のキーワード(from @IT用語事典) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ フォード方式

米国のフォード・モーター・カンパニーの経営管理方式。1908年、T型フォードの生
産にベルトコンベアを使った組み立てライン(Assembly Line)を導入して自動車の
大量生産を可能にした。テーラーの科学的管理法を採用して、それまで職人仕事
だった自動車の組み立てを単純な標準作業に分解して、流れ作業による大量生産技術
の先駆けとなったとされる。

いわゆる流れ化は、多くの流れが次第に合流して最後に1つの流れとなる組立工場で
は、それぞれの合流点で複数の流れが同期化することが必要となる。フォードは、こ
の同期化システム(Synchronized System)を苦労の末、確立させた……

▼続きは「@IT MONOist 生産管理用語事典」へ
http://monoist.atmarkit.co.jp/terminology/syllabary/ja/hu/fordsystem.html

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■[コラム]@IT編集部員のつぶやき━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 絶対に展示されない標本を見た!

先日、国立科学博物館の新宿分館で開催されていた「オープンラボ」に参加してきま
した。上野にある「本館」とは異なり、普段は研究、標本管理を行っている分館が、
年に1度だけ公開されるイベントです。めったに見られない貴重な標本や、専門家に
よる詳しい解説を生で聞ける、手作り感あふれる素晴らしいものでした。今回はそこ
で見た、とある標本に心奪われてしまった話を。

ダーウィンの進化論に関する展示にて「これは通常、絶対に展示されない標本です」
という前置きで登場したのは、白と黒の2色で作られた頭蓋骨のレプリカ。頭頂部の
右側と左側、そして右あごと歯が数本、眉間の部分が黒でそれ以外は白。どうやら白
いところは未発見部分のようです。この頭蓋骨は「ピルトダウン人」という原人のも
の。なんの変哲もなさそうなその頭蓋骨は、進化の道筋から「とんでもなく」外れた
ものなのだそうです。

サルやゴリラ、オランウータンなどの特徴は「あごが大きく前に出ており、脳が小さ
い」というもの。そして人間は逆に「あごは小さく、脳が大きい」という特徴があり
ます。進化の過程においては、二足歩行をし大腿骨がしっかりし、あごが小さくなっ
てから脳が発達する、とされているそうです。その過程ですとまず「あごが小さく、
脳がまだ未発達で小さい」という原人が登場し、人間に近づいていくはずです。

ところがこのピルトダウン人、「あごはオランウータン、でも脳はヒトと同じくらい
の大きさ」だというのです。しかも発見されたのは、他の原人がアフリカで多く見つ
かっているにもかかわらず、ヨーロッパにて見つかったというのです。

ここでネタバラシ。ご存じの方はご存じかもしれませんが、このピルトダウン人とは
考古学界では非常に有名な「ねつ造」の原人。頭頂部はクロマニョン人、あごはオラ
ンウータンのものを巧妙に組み合わせたものだったのです。そういわれてみると、左
右の頭頂部、およびあごの関節といった、組み合わされるべき部分が都合よく欠損し
ていたり、これみよがしに眉間の骨や歯などといった部分が都合よく発見されている
など、専門家から見ても「よくできている」という偽物なのだそうです。

解説をしてくれた研究員の方によると、これが作られた20世紀初頭はまだ進化論に対
する風当たりが非常に強く、ダーウィンの「種の起源」ですらヒトの出自はあいまい
に書かれていたそうです。そして文化の中心ヨーロッパでも「ヒトの起源はヨーロッ
パ以外であるべきではない」という考えも根強く、ねつ造が生まれた背景にはそのよ
うな想いもあったのだろう、ということでした。

研究員いわく、「これは考古学的には『汚点』ですが、その背景にあるものが興味深
いと思い、展示してみました」とのこと。その狙いは大当たりしたようで、その後の
質問コーナーでもピルトダウン人に関するものばかりが挙げられていました。考古学
にも民俗学や宗教、歴史、そして人の想いが深く関係することを知った1日でした。

▼ピルトダウン人 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E4%BA%BA

                           (@IT編集部:宮田健)

▼このコラムについてのご意見・ご感想は「@ITクラブ Cafe」へ
http://ap.atmarkit.co.jp/bbs/core/club_cafe

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                      (@IT通信/編集担当:岡田大助)


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