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 ■ ┃@┃I┃T┃[@IT通信 No.483]2010/12/02            ■
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■ C o n t e n t s ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ■今週のテーマ
   情報漏えいは他人事ではありません
 ■今週のキーワード(from @IT用語事典)
   ソーシャルエンジニアリング
 ■[コラム]@IT自分戦略研究所編集部員のつぶやき
   ネギが飛ぶ
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先日、機密情報の暴露で有名なWebサイト「WikiLeaks」が、アメリカの秘密外交文書
の公開に踏み切り、全世界が大騒ぎになりました。今回、白日の下にさらされた文書
を見ると、中国政府が中国国内にあるGoogleのサーバに侵入するように指示していた
とか、アメリカがグァンタナモ米軍基地の代替地としてスロベニアを候補に挙げてい
たなど、面白いけど「これがホントならまずいなぁ」と思うような情報が山のように
見つかりました。しかし、人間というものは秘密にしておかなければならないものを
どうして保存しておくのでしょうか? そのまま消し去ってしまえば盗まれる心配も
無いのに……と考えるのは庶民の考えでしょうか?

■今週のテーマ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 「今週のテーマ」は、@ITで過去に掲載された記事の中から、担当編集者が
■ お勧めの記事をテーマ別に再掲載するものです

【テーマ】情報漏えいは他人事ではありません

●情報漏えい対策ソリューション、DLPとは
じっくり考える「情報漏えい発生の理由」(後編)

情報漏えい対策を立案・実践するためには、まず「その情報が漏えいしたら、どれだ
けのインパクトを企業に及ぼすか」を知ることが不可欠だ。では、企業において情報
の価値を多角的に判断し、情報が漏えいした際の財務上のインパクトを理解したうえ
で、実際に企業が行うべき対策には、どのようなものがあるのだろうか。以下では、
従来の情報漏えい対策ソリューションの役割と、情報漏えい防止に役立つ対策の1つ
として、いま注目されているDLP(Data Leak Prevention)ソリューションを紹介
する。

ここ数年、データの暗号化やPC操作のログ収集と管理によって情報漏えいを防ぐ仕組
みが注目され、大手企業から順次、こうしたツールの導入が進んできている。ただ
し、暗号化やロギングは1つの抑止策であり、すべての情報の扱いに徹底実施を行う
ことで、初めてその効果を発揮する。ITやネット利用が進むに従い、それに比例した
高い運用負荷を現場にもたらすため、結果的に情報漏えいの抜け穴を作り出す可能性
もある。

▼続きは「本文」へ
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/150dlp/dlp01.html


さらに「情報漏えいは他人事ではありません」関連記事は……

●情報漏えいが事業経営に与えるインパクト
じっくり考える「情報漏えい発生の理由」(中編) 情報漏えい発生――そのとき、
企業にはこれだけの作業、これだけの費用、これだけの損失が発生するのです
(2009/9/1)
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/149dlp/dlp01.html

●情報漏えい対策を通じて「守るべきもの」とは
@IT 情報漏えい対策セミナーレポート 企業はセキュリティをどうやって確保して
いるのだろうか。情報漏えい対策のいまを、オリンパスの事例とカード業界の事例で
学ぶ(2010/7/12)
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/156dlp/dlp01.html

●情報漏えい防止と生産性向上の両立を目指せ
セキュリティトレンド事情 いま、企業の大きな問題となっているのが情報漏えい防
止だろう。ユビキタスな環境を生かしつつ、実現するにはどうしたらいいのか
(2009/5/21)
http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/special/dlp01/01.html

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■今週のキーワード(from @IT用語事典) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ ソーシャルエンジニアリング
  Social Engineering

 ネットワークシステムへの不正侵入を達成するために、必要なIDやパスワードを、
物理的手段によって獲得する行為を指す。代表的な例として、侵入した企業・組織の
従業員になりすましてパスワードを聞き出したり、盗み聞きしたりする行為が挙げら
れる。ほかにも廃棄された紙ゴミから企業・組織に関する重要情報を読み取るなどの
行為もあり、これもソーシャルエンジニアリングの一種である。電話に出た子どもに
対して、両親に関する個人情報を聞き出すことも立派なソーシャルエンジニアリング
であり、最近よく見られる事例である。

▼続きは「セキュリティ用語事典」へ
http://www.atmarkit.co.jp/aig/02security/socialengineering.html

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■[コラム]@IT自分戦略研究所編集部員のつぶやき━━━━━━━━━━━━━━

■ ネギが飛ぶ

道にネギが落ちているのを見たことがある。やたらと猫の姿を見かける住宅街で、あ
そこに猫が、おやここにもと、きょろきょろ周りを見回しながら歩いていたら、白線
の上に転がるネギと出合った。ネギはうまい具合に白線と同化していたので、おそら
く、いつもどおり歩いていたら気が付かなかっただろう。住宅街に住む誰かが、猫に
気を取られてネギを落としたのかもしれない。不思議なことがあるものだ、誰か拾っ
て鍋にでも入れるのだろうかと、ネギを横目に見ながら駅へと向かった。

道にネギを落としたことがある。ある日、鍋焼きうどんを作ろうと思い立ってスーパ
ーに出かけた。ところが、家に帰ってみるとネギがない。買い忘れたかと思ってレシ
ートを見直してみたが、お金は払っている。信号を待っている間にすられたのかとも
思ったが、ネギ泥棒が隣にあった手羽先を見逃すとは思えない。レジ袋を持ち上げる
と、横に穴が空いていた。まさにネギが落ちるのにうってつけの穴。慌てて道を引き
返してみたが、ネギはどこにもない。わずか15分ほどの間に、ネギは忽然と消え失せ
た。

上記はどちらも、ある1年に起きた出来事である。ネギが落ちているのを見たのが4月
ごろ、ネギを落としたのは11月ごろ。冷静に考えればただの偶然なのだが、偶然が二
度続いたら因縁を感じるのが人間というもの。もしかしたら、春に見たネギは、わた
しが冬に落としたネギだったのかもしれない。ちょっと時空がねじ曲がって、ネギが
ワープして別の場所に落ちた、とか。もしくは、春に見たネギは「お前は冬にネギを
落とす。用心せよ」というお告げだったのかもしれない。

伝説や民話はこうして出来上がっていくのだなあと思う。日常のちょっとした不思議
な出来事を人に話す。すると聞き手はさまざまな解釈を与え、繰り返し話されるたび
に不思議さは増していく。実際、日本には、木や岩が飛ぶ民話が多く残されている。
ネギが1本ぐらい飛んでも不思議じゃない。

結局、わたしが落としたネギは見つからず、もう1本買いに行くはめになった。どこ
かの心優しい鴨がネギを拾ってくれて、わが家まで届けてくれないものかと、いまで
もちょっと期待している。

▼野菜図鑑「ねぎ」
http://vegetable.alic.go.jp/panfu/negi/negi.htm

                  (@IT自分戦略研究所編集部:金武明日香)

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                       (@IT通信/編集担当:笹田仁)



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