gooとFirefoxが環境保護をテーマにしたWebブラウザリリースすべてのFireFoxユーザーに使ってほしい〜Mozilla理事長

» 2007年12月11日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 NTTレゾナントと有限責任中間法人Mozilla Japanは12月11日、環境保護をテーマとしたWebブラウザ「緑のgoo版Mozilla Firefox」(以下、緑のgoo版Firefox)の提供を開始すると発表した。このブラウザで検索すると、NTTレゾナントが検索によって得た収益の15%が環境保護団体に寄付されるというもの。

 緑のgoo版Firefoxは、Firefoxに緑のgooのエクステンションを追加したもの。エクステンションを追加すると、デフォルトの検索エンジンが緑のgooになるほか、背景画像の変更やナビゲーションツールバーも独自のものに変更される。

浅田氏写真 NTTレゾナント ポータル事業本部 メディア事業部 事業部長 浅田安茂氏

 NTTレゾナントは、1999年に環境専門ポータルサイト「環境goo」を開設して以来、環境に対するさまざまな取り組みを開始。2007年8月には、検索サービスの収益の一部を環境保護団体に寄付する「緑のgoo」をスタートしている。

 緑のgooでは、ブログパーツやgooスティック(エコバージョン)などを提供しており、ブログパーツは2300ブログ以上、テンプレートは540以上のブログで利用されているという。すでに環境保護団体への寄付も実施。現在までに45万円を環境保護NGO団体の「FoE Japan」に寄付したという。

緑のgoo版Firefox写真 緑のgoo版Firefoxの画面イメージ。見た目がさわやかになる

 NTTレゾナント ポータル事業本部 メディア事業部 事業部長 浅田安茂氏は、「京都議定書から10年経過したことや、映画『不都合な真実』などによって、環境保護への意識が高まっている。日常的に利用しているWeb検索を緑のgoo経由で行うだけで環境保護へ貢献できるので、気軽に環境保護に貢献できるのではないか。英語版を提供するので、日本内の閉じたサービスではなく、世界中に提供していきたい」と語った。

 また、有限責任中間法人Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子氏は、「社会への貢献という意味合いでは、この取り組みはFirefoxに非常に似ている部分がある。いままで環境保護に関心のある人で、さまざまな取り組みをしていた場合でも、なかなか効果が分からなかった。しかし、緑のgooでは検索100回ごとにバーチャルな木が育っていくので貢献していることを実感しやすい。現在、Firefoxは1億2500万人のアクティブユーザーがいるが、それらすべての人にこのエクステンションを利用してもらい、環境に貢献してもらいたい」とコメントした。

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