行動ターゲティングで個人ブログに広告配信、ヤフー2009年までに50〜60万サイトをネットワーク化

» 2007年12月13日 00時00分 公開
[谷古宇浩司,@IT]

 ヤフーは12月13日、行動ターゲティング広告配信技術を活用した新たな広告事業を開始した。Yahoo!JAPAN ID所有者のWebサイトに、スポンサー企業の広告を配信する。2009年までに50〜60万サイトの登録を目指す。広告料金の目安は、当初、数十円/1000ページビューを予定しているが、同事業の認知度向上と共に広告料金の上昇を見込む。

 広告配信先のWebサイトを増やす目的で「Yahoo!ウェブオーナーセンター」を開設した。広告配信サービスの紹介、サイト作成のための手順、コンテンツを充実させるためのノウハウを提供する。

ヤフー写真 ヤフー 広告本部 パフォーマンス広告推進部 島田航介氏

 登録したサイトに広告を配信し、報酬を提供するサービス「アドパートナー」も開始した。Yahoo!JAPAN ID所有者のWebサイトに広告を配信する。当初はディスプレイ広告(行動ターゲティング広告)のみを配信する。2008年春頃を目処にテキスト広告配信(コンテンツ連動型)を開始する。

 報酬は広告閲覧数、クリック数、コンバージョン数に応じて支払う。Yahoo!ポイント(1ポイントから)と、Yahoo!ウォレット受け取り口座を通じた現金(1000円から)の2種類の支払方法を用意する。登録サイトは同社独自基準の審査(最長審査期間14日間)で決める。

 利用登録の受付開始は12月13日。12月17日から広告を配信する。

 今後の展開として、モバイル配信の対応、アフィリエイトサービスとの連携、APIの外部開放、Yahoo!ビジネスIDへの対応を予定している。

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