EMCジャパンは5月1日、製品検証を行う日本独自の組織「ジャパン・エンジニアリング・センター」(JEC)を同社本社内に設立したと発表した。ストレージ製品の検証だけでなく、サーバやアプリケーションを組み合わせたソリューションの検証なども行う。コアメンバー10人で運営し、必要に応じて社内の他部署の応援を受ける。他部署の人員を含めた場合の陣容は50人規模となる。
EMCにはこれまでも製品の検証を行う米EMCの直属組織「ジャパン・ソリューションズ・センター」(JSC)があった。しかし、JSCでは「言語環境やビジネス習慣の違いなどから、日本の顧客やパートナーに迅速な問題検証や、問題解決に関する磐石なサポートを提供しきれないという課題」があったという。
新設するJECは、JSCの業務を引き継ぐとともに、ストレージ製品だけでなく、サーバやアプリケーションを組み合わせたソリューションの日本語環境での動作検証や接続性検証、トラブル発生時の問題解決、保守サポートを行う。日本のパートナー向けにトレーニングなどのサービスも提供し、EMCが出荷する製品やサービスの品質向上と、対応のスピードアップを目指す。
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