105万円で始められる内部統制オールインワンソリューションインターコムが8月末にリリース

» 2008年05月08日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 インターコムは5月8日、IT資産管理からログ管理までを一元的に行える内部統制支援ソフトウェア「MaLion 2.0」を2008年8月末に発売開始すると発表した。新バージョンではID監視機能やIT統制レポートなどの新機能を搭載し、内部統制対応を強化している点が特徴となっている。

 MaLion 2.0は、内部統制を支援するためのさまざまな機能を搭載したソフトウェア。管理コンソール、レポートツール、中継サーバ、端末エージェント、データベースの5つのソフトウェアで構成。主に、「ログ管理」「アクセス管理」「IT資産管理」「ID監視」「IT統制レポート」「暗号化」の6つの機能を備えている。

 ログ管理では、導入したときからログ収集を開始し、不正が発覚した場合には付属のテンプレートを用いることでログの追跡が可能になる。アクセス管理機能では、財務システムへのログインを制限したり、参照や移動などを制限することが可能。不正があった場合には、該当者のキーボードロックなどと併せて管理者へ警告を通知する。IT資産管理機能では、ハードウェアとソフトウェアの一元管理が可能に。ウイルス対策やパッチの適用運用もできるので、セキュリティ強化にも繋がるとしている。

画面イメージ MaLion 2.0の画面イメージ。この画面はグループ別にポリシー違反状況をレポートしているところだ

 バージョン2.0で追加された機能は、「ID監視」「IT統制レポート」「暗号化」の3つ。IT監視機能では、従業員がログイン時に入力した業務アプリケーションのID/パスワードをすべてログとして収集。未承認IDが利用されていないかなどを監視する。IT統制レポートでは、ユーザーID使用状況レポートや端末別ポリシー違反状況レポートなど、IT統制に関連したレポートのテンプレートを用意している。スケジュールによる自動生成も可能だ。暗号化機能は、USBメモリなどの外部メディアにデータを保存した場合に自動的に暗号化する機能だ。暗号は128bitストリーム暗号化アルゴリズムを採用している。

 また、USBメモリが持つ固有の識別IDを利用して、特定のUSBメモリだけを利用許可する機能や、アダルトサイトなど70種類を超えるURLカテゴリからURLフィルタリングをする機能なども搭載した。参考価格は、100クライアントの場合で105万円から。

 インターコム マーケティング部 広報宣伝課 係長 山中弘重氏は、「30種類を超える機能を搭載した。内部統制対応のオールインパッケージ商品となっている。メインユーザーは1000名程度の企業で、パッケージ商品を個別に導入するのと比較して半額程度で導入できるのが強みだ」とコメントした。

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