内部統制のテスト、評価工数を削減―アイ・ティ・エルが支援ツール5つの機能でサポート

» 2008年07月25日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 アイ・ティ・エルは7月15日、企業の内部統制運用評価・監査支援ツール「TAMIC」(タミック)を9月15日に販売開始すると発表した。多大な管理工数がかかるとされる監査テスト、有効性評価をサポートし、効率的な内部統制構築を支援するという。

 TAMICは内部統制の構築に関して5つの機能を提供する。「計画・進捗管理機能」ではテストや評価作業の進捗管理が可能で、作業遅延に対してアラートを発する機能がある。「テスト・評価の支援機能」はテストの計画、指示、実施記録を作成できる。「不備・是正管理機能」は、テストの結果から分かった不備の一覧表を作成し、是正指示書の作成と改善進捗の登録などが可能という。

 また「内部統制報告書の作成支援機能」では、テスト結果から作成した分析用データを利用して、多面的な切り口による照会画面、レポートを出力し、報告書作成をサポートする。「文書連携機能」は、Microsoft ExcelやVisio、iGrafxで作成した文書から、リスクコントロールマトリクス(RCM)の情報をインポートし、内部統制の基本情報データベースに登録する。この基本情報はTAMICで開発する照会画面から閲覧することができる。

「TAMIC」の利用画面

 アイ・ティ・エルは「ExcelやVisio、iGrafxによって文書化を作成済みで、これから運用評価を実施する顧客などに最適」としている。価格は50ユーザーまでの1サーバライセンスで300万円。1ユーザー当たりの追加金額は3万円。アイ・ティ・エルは内部統制文書化の支援ソリューション「QPR J-SOX」の提供も行っている。

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