日本向けに機能追加したオープンソースのECシステムが発売ビッグマウス「Zen Cart Pro」

» 2008年08月01日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 ビッグマウスは8月1日、オープンソースのECサイト構築システム「Zen Cart」をベースにしたECサイト構築パッケージ「Zen Cart Pro」を発売したと発表した。携帯電話対応など日本の電子商取引で必要とされる機能を盛り込んだ。

 Zen CartはGPLライセンスに準拠したECサイト構築システムで、PHPで開発されている。ビッグマウスは、Zen Cartを独自に日本語化、カスタマイズした「Zen Cart 1.3.8a日本語版」を2008年2月に無償で公開した。Zen Cart 1.3.8a日本語版は2000件以上のダウンロードがあり、ビッグマウスはユーザーから多くのフィードバックを得たという。

 Zen Cart Proは、Zen Cart 1.3.8a日本語版の完成形の位置付け。GPLライセンスに準拠し、デザインや機能をカスタマイズすることができる。携帯電話対応やゲストでの購入機能、RSSニュース配信機能、CSVによるデータ入力機能、郵便番号からの住所入力機能、期間を指定した売上ランキングの表示機能などを搭載した。

「Zen Cart Pro」で構築したデモサイト

 ライセンス価格は21万円(税込)。有料、無料のオプション・モジュールも用意する。

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