OSK、統合型グループウェア「eValue NS」を発売ドキュメント管理、ワークフローなどを1つに統合

» 2008年08月20日 00時00分 公開
[内野宏信,@IT]

 ソフトウェアの開発・提供を行うOSKは8月20日、統合型グループウェア「eValue NS」を10月20日に発売すると発表した。「eValueシリーズ」として、これまで個別に販売していたグループウェア「EasyPortal」、ドキュメント管理ソフト「Visual Finder」、ワークフローソフト「Advance-Flow」を機能統合し、完全リニューアルしてリリースするという。

 グループウェア「EasyPortal」からは、スケジュールパーツ機能とコミュニケーションパーツ機能を継承。インターフェイスを改善するとともに、カレンダー表示機能などを強化した。具体的には、パーソナル・グループスケジュール、ミーティングコーディネート、簡易日報機能など、グループでの作業効率を向上させる機能のほか、メールや社内メッセージ、掲示板、eラーニング機能などを装備した。

 ドキュメント管理ソフト「Visual Finder」からは、文書の版管理、配賦・受領管理、承認機能のほか、アクセス権やダウンロードなどを制御するセキュリティ管理機能を継承。紙文書や図面、ISO文書の管理まで総合的に支援する。

 業務フローを可視化するワークフローソフト「Advance-Flow」からは、組織改変にも柔軟に対応できる承認ルート設定機能をはじめ、リアルタイムでの決済状況一覧機能や、代理承認・代理申請機能などを引き継いだ。従来、オプションで提供していた外部出力データ機能も標準装備した。

写真 パーソナルスケジュールの管理画面。直感的に操作しやすいインターフェイスを備えた

 また、これまでは3製品で異なっていたユーザー・インターフェイスを統一。直感的で誰にでも分かりやすい“インタラクションデザイン”を採用したという。アカウント管理、アクセス制限、操作ログ管理といったセキュリティ管理機能にも配慮した。

写真 ワークフロー管理画面。組織改変があっても、柔軟に設定を変更できる

 同社では、「これまではシステムごとにユーザーの操作指導を行う必要があったほか、システム管理者の作業負荷的にも課題を残していた。しかし今回の機能統合により、システムの導入・運用・管理の手間を削減できる。今後は基幹業務システム『SMILE』シリーズとの連携も視野に入れ、企業内の情報連携をいっそう強力にサポートしていきたい」とコメントしている。

 価格は基本パック(10ライセンス)で10万8000円から。年間1500本の販売を目指すという。

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