システムインテグレータ、工事進行基準対応製品を発売PMBOKに準拠、CMMIレベル4も達成可能!?

» 2008年09月03日 00時00分 公開
[内野宏信,@IT]

 業務用パッケージの開発、販売を行うシステムインテグレータは9月3日、総合プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM Ver1.0」をリリースすると発表した。11月1日から発売する。

 ソフトウェア開発会社やコンサルティング会社、工事会社など、プロジェクト型のビジネス形態を持つ企業では、Excelなどを使って手作業でプロジェクト管理を行っているケースが多いが、Webベースの統合管理システム、SI Object Browser PM Ver1.0を使うことで、赤字プロジェクト削減、要員の効率的な管理などに貢献するという。

 プロジェクト管理の国際標準、PMBOKに準拠しており、そこで定められている9つの知識エリア──統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、組織管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理──のすべてを統合的にカバーした。

 また、同社が独自に体系化したプロジェクト管理手法「PYRAMID」をベースとし、現場ごと、担当者ごとに異なる傾向が強かったプロジェクト管理の手法・指標の全社的な標準化を支援する。これにより、組織のプロジェクト管理能力を5段階の指標で示すCMMIのレベル4達成にも貢献するという。2009年4月から施行される工事進行基準にも対応した。

 価格は300万円(1〜100ライセンス)から。同社では「従来、同種の製品はスケジュール管理、コスト管理など、個別の要素を管理するものがほとんどだった。その点、SI Object Browser PM Ver1.0は、プロジェクトにかかわるすべての要素を統合的に管理できる。Webベースのため導入も容易だ。3年間で6億円の売り上げを目指す」とコメントしている。

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