BPM製品「Savvion」新版登場、低価格なワークフロー版も日商エレクトロニクスが発売

» 2009年01月26日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 日商エレクトロニクスは1月26日、米SavvionのBPM製品の新版「Savvion BusinessManager7.5」の販売を開始したと発表した。前バージョンの6.8から2年ぶりのバージョンアップで、機能を限定して、価格を抑えた「ワークフローエディション」を新たに追加した。

 ワークフローエディションは、フル機能の「BPMエディション」からビジネスプロセスのモデリングツールやビジネスルールエンジン、ビジネス・アクティビティ・モニタリング(BAM)などを取り除いた製品。ワークフロー開発のアプリケーション、ワークフローを実行するポータル、管理機能、プロセスのモニタリング機能があり、日商エレクトロニクスは「ある程度大規模で、非定形のビジネスプロセスが多い企業に適応する」と話す。

 3月にはワークフローエディションに対応する、人事、総務、経理、情報システムなどの業務で利用できる申請・承認ワークフローのテンプレートを発売する計画だ。ワークフローエディションに対してモジュールを後から追加して、BPMエディションと同等の機能に拡張することもできる。

 従来製品のバージョンアップ版であるBPMエディションは、画面開発ツールを強化し、リッチなインターフェイスの画面を開発できるようにした。また、プロセス定義を表形式から業務フロー図に変換し、「Microsoft Project」と連携して、ガントチャートで表示できるようにもした。パスワード妥当性チェック機能やログビューワの機能も強化し、内部統制の監査にも対応できるという。

 価格はワークフローエディションが1CPU、10ユーザーライセンス付きで420万円(税別、以下同)。クライアントライセンスが100ユーザーまでの利用で、1ユーザー当たり2万円。101ユーザー以上利用の場合は1ユーザー当たり1万円。BPMエディションは1CPUライセンスで1600万円、クライアントライセンスは100ユーザーまでの場合で1ユーザー8万円。日商エレクトロニクスは発売後1年で、ワークフローエディションで30社、BPMエディションで10社の導入を目指す。

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