SaaS型コンテンツ管理提供開始、アイ・ティ・フロンティア複数SaaSアプリケーションを順次提供

» 2009年04月07日 00時00分 公開
[西村賢,@IT]

 アイ・ティ・フロンティアは4月7日、SaaS型サービス「OluOlu」(オルオル:ハワイ語で「快適な」)の正式サービスを開始した。OluOluは、複数のアプリケーションをSaaSモデルで提供するサービスで、第1弾として、同日「OluOlu CABINET」、「OluOlu CABINET/TRACLE」の2つの提供を開始する。

 OluOlu CABINETは、文書共有・管理・コラボレーションを行うためのコンテンツ管理サービス。関連会社や協力会社、外部企業などを含めてセキュアに共有できるという。ワークフローや全文検索機能を備える。

 OluOlu CABINET/TRACLEは、さまざまなプロジェクトの進捗管理をOluOlu CABINET上で支援するテンプレート。各タスクや課題ごとに関連する仕様書や成果物などをひも付けて管理する機能を提供する。

 初期費用は1契約30万円(税別)。月額利用料は10ユーザー、ディスク容量10GBで25万円(税別)から。クライアント利用料は1ユーザー当たり2000円など。

 同社は5月以降にもOluOluを拡充し、複数のアプリケーション画面を組み合わせて業務ポータルを構成できる「OluOlu START」、「OluOlu CABINET」のオプション機能として、内部統制の運用テストフェーズを支援する「OluOlu CABINET/J-SOX」の提供を予定しているという。また将来的には他社アプリケーションをラインナップに加えるほか、SOAアーキテクチャで複数SaaSアプリケーションを統合・管理する共通基盤「OluOlu PLATFORM」も順次リリースするという。2013年度の年間売り上げ目標は100億円。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ