ネオジャパン、ファイル転送システムの最新版ユーザーが見たかどうか分かるので校正管理に便利

» 2009年04月08日 00時00分 公開
[大津心,@IT]

 ネオジャパンは4月8日、大容量ファイル送信システムの新バージョン「DAX EXTRA V2.0」を発表した。ドラッグ&ドロップでのファイル添付が可能になったほか、SSLに対応し、セキュリティ面も向上したという。価格は10ユーザーの場合で6万2790円から。

 DAX EXTRA V2.0は、2007年3月にリリースしたファイル送信システム「DAX EXTRA」の最新バージョン。SIerやインテリアメーカー、印刷会社など2年間で約2万5000ユーザー以上に導入されているという。DAX EXTRA V2.0は相手先にファイルを送信する際に、メールとファイルを別々に送信する仕組み。昨今、大容量ファイルを添付してメール送信するケースが多くなってきているが、この場合、メールサーバに多大な負荷をかけてしまうため、メールサーバの負荷軽減やセキュリティ向上のニーズが高まっているという。

 相手にファイルを送信したい場合には、あて先リストから送信先アドレスや送信先グループを選択。添付したいファイルはドラッグ&ドロップするだけで、添付することができる(ただし、Active Xを利用するためInternet Explorerのみに対応)。添付ファイルは複数添付できるほか圧縮したり、パスワードでロックをかけることも可能。パスワードは自動的に画像ファイルに変換されて送信されるようにし、セキュリティにも配慮した。また、最新バージョンではSSL通信にも対応。データを暗号化して送信することもできる。受け取ったユーザーは、届いたメールのURLをクリックしパスワードを入力するだけで、添付ファイルをダウンロードすることが可能だ。

 また、日本版SOX法や内部統制の観点から、管理面にも配慮。管理者はユーザーの送信履歴やログを残すことができるほか、パスワードの入力許容回数や、あて先を間違ってしまった場合でも送信を中止できるようにファイル送信後の待ち時間も設定できる。ネオジャパン マーケティング統括部の市村英二氏は、「ログや履歴をきちんと管理し、セキュリティを向上できる点が大きい。また、受信者がきちんとダウンロードしているかどうかを確認できるので、校正待ちなどをしている場合には相手が見たかどうかのステータスが分かり、非常に重宝されているようだ」とコメントした。

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