Twitter、日本の利用率は0.9% 伸び率は上昇傾向利用者数は52万人

» 2009年05月27日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 ネットレイティングスは5月27日、マイクロブロギングサービス「Twitter」の日本での利用率が0.9%になったとの調査結果を発表した。米国の利用率10.2%と比べるとまだ低いが、ネットレイティングスは「伸び率では順調な上昇傾向を見せている」と説明している。

 調査は同社のインターネット利用動向調査「NetView」の2009年4月のデータをまとめた(家庭と職場からのアクセス)。日本のTwitter利用者数は52万人で、2009年3月からは約46%上昇した。2009年1月の20万人と比べると利用者数は2.6倍になった計算だ。男性の利用者が75%を占め、女性の利用者は25%という。

Twitterの利用者数と2009年1月からの伸び率(ネットレイティングスの発表資料から)

 対して、米国での利用率は10.2%で、10人に1人が使っている状態。利用者数は1708万人で、本格的にブレークしたといえるだろう。2009年1月から4月までで、利用者数は3.7倍になった。男女比は男性45%に対して、女性は55%と女性が上回る。

 ネットレイティングスのシニアアナリスト 鈴木成典氏は「米国や英国では著名人によるTwitterを活用した情報発信が盛んになったことで、利用者数を伸ばしてきている」と指摘。日本でも著名人がコミュニケーションツールとしてTwitterを使い始めれば、「利用者数の急増が予想される」としている。

日米英のTwitter利用者データ(ネットレイティングスの発表資料から)

 Twitterに出資するデジタルガレージの子会社であるCGMマーケティングによると、Twitter日本語版の2009年3月のページビューは約2300万で、ユニークユーザーは40万(いずれも日本語PC版のみ)となっている(参考記事)。

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