独SEEBURGERが日本法人設立、システム統合機能を提供複数EDIによるビジネス・インテグレーション

» 2009年09月14日 00時00分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 異なる企業、システム間のビジネス・インテグレーションソリューションを提供する独SEEBURGERは9月11日、日本法人を設立したと発表した。同社はパートナー企業を通じて2007年から日本で活動をしているが、アジア、特に日本へのビジネスのフォーカスを強める目的で日本法人を設立したという。

独SEEBURGERのシニア・バイス・プレジデント ヘンリック・ハイデマン氏

 同社が提供する「SEEBURGER BIS(Business Integration Server)」はSOAベースで開発され、仕様が異なる複数の業務システムを接続する機能がある。具体的にはebXMLや、小売・製造業で使われるEDIINT AS2、部品業界などで使用されるRosettaNet、欧州の自動車業界で使われているOFTP2などをサポート。全銀手順、JCA手順など日本のローカルなプロトコルにも対応する。また、SAP、Oracleなど主要なERPと接続することもでき、サプライチェーンのグローバルな統合を可能にするという。ちなみに社名は創立者で現CEOのシーバーガー氏から。

 独SEEBURGERのシニア・バイス・プレジデント ヘンリック・ハイデマン(Henrik Heidemann)氏によると同社の売上のうち50%は自動車業界や製造業から。30%が小売業で、20%はハイテクやサービス業という。日本では兼松エレクトロニクスなど5社がパートナーで、製造業や小売業、流通業、物流業などに利用が広がっているという。日本法人を設立することで顧客へのサポートを強化するとしている。

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