BPMに関する認定試験の日本語版を開始、UML教育研究所：対策教育プログラムの提供もスタート

[鈴木崇，＠IT]

　デジタルデザインとUML教育研究所は、BPM（ビジネスプロセスモデリング）に関する資格試験「OMG認定BPMエキスパート資格試験（OCEB＝オーセブ）」の初級・日本語版を開始したと発表した。これに伴って対策教育プログラムの提供もスタートする。

　BPMはビジネスプロセスを図（ダイヤグラム）を用いてモデル化・可視化するマネジメント手法。業務改革時のプロセス分析やITシステム開発の上流工程（計画、検討、要求定義など）で用いられる。

　資格試験は、オブジェクト指向やモデリングなどの標準化を行う国際団体のOMG（オブジェクト・マネジメント・グループ）が開発したもの。OMGはBPMI（ビジネス・プロセス・マネジメント・イニシアティブ）と合併した後、BPMに関する資格試験の開発を行ってきた。デジタルデザインとUML教育研究所が提供するのはその日本語版。

　これに伴い、両社はOMGメンバーである米国VisumPoint社の試験対策プログラムも提供する。スケジュールは2009年12月からが予定されており、当面はインストラクター養成コースの開催を予定している。

　なお、両社はOMGとともに11月19日、「第2回 ビジネス・モデリング・フォーラム」を開催し、BPMの動向や事例について報告する。