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@IT[FYI] 企画:アットマーク・アイティ 営業企画局
制作:アットマーク・アイティ 編集局

掲載内容有効期限:2005年2月12日

 
柔軟性とコストにおいて群を抜くパフォーマンスを実現
Web帳票ソリューション「WebReportCafe」

 「帳票文化」という言葉があるほど、国内における情報システムには帳票がつきものだ。時代の変遷とともにプラットフォームが汎用機・オフコンからクライアント/サーバへ移行するのと同時に、帳票ソリューションも変化してきた。しかし、もっとも大きな変化を見せたのはWebシステム全盛になってからだ。

 1ミリの位置ズレも許されない、あるいは1ミリの太さのズレも許さない精巧な帳票をWeb上で実現するには、「印刷」のプロセスが大きな問題となった。これをクリアする最大公約数としての解答は「PDF」だった。

 いまやWebシステムにおいて精巧な帳票の実現にPDFは欠かせない要素技術となっている。このPDFをベースにし、帳票の設計から出力までをサポートするさまざまなソリューションが各社から登場している。

 今回紹介するサイオステクノロジーの「WebReportCafe」もその1つだ。Web上の帳票技術は、PDF生成の能力を備えるだけでは不足だ。企業のビジネスフローの中に柔軟に組み込める必要がある。その点、WebReportCafeは、高性能なPDF生成エンジンと、柔軟で生産性の高い開発環境を提供し、あらゆる帳票案件に対応できる。プラットフォームはJ2EEと.NETの両方に対応し、次世代のWebシステム案件に対応が可能だ。

  その実力は実績が証明

 WebReportCafeのPDF生成エンジンの性能と、あらゆるシステムに柔軟に組み込める特長は事例が証明している。

 WebReportCafeで特筆すべき点は、同製品がもともとパッケージ製品として登場したのではなく、サイオステクノロジーが関わったさまざまな開発案件の経験の中から、ベストプラクティスを集約して作られた製品であるということだ。

 その実績には注目すべきものが多くある。それらを以下に列挙してみよう。

  • 総務省向け電子入札・改札システム
  • 医療保険インターネット申し込みサービス(アリコジャパン)
  • 客室乗務員管理システム(全日空システム企画)
  • 営業支援システム(KDDI)
  • EDI施工管理システム(日本コムシス)

 これらの案件にWebReportCafeが選択されている理由は大きく2つだ。

  • PDF生成エンジンのパフォーマンス
  • 高い開発生産性
  開発のし易さ=ユーザーベネフィット

 アリコジャパンの事例で評価されたのはPDF生成エンジンのパフォーマンスだという。この事例は、生命保険業界で初めて、インターネット上で本人認証をともなう医療保険の申し込みを可能にしたシステムだ。インターネット上の多くの顧客にストレスを与えることなくスムーズに申込書の発行を行うためには、高速なPDF生成エンジンが不可欠である。さらには、PDF上に暗号技術を使用した電子認証機能を実装することも必要となり、開発の柔軟さが要求される。これら2つの要件を満たすものとして、WebReportCafeのコア技術が採用されている。

 PDF生成エンジンのパフォーマンスは、数多くのシビアなユーザー案件に対応し、もとからJavaでコーディングとチューニングを行い開発した成果だという。高い開発生産性は、さまざまなシステム案件で実装を手がける中で、生産性を高める工夫を行ってきた成果だ。

 ところで、開発生産性は開発者にだけベネフィット(利益)をもたらすのではない。開発に柔軟さとスピードを提供することで、エンドユーザーのニーズに柔軟に応えることが可能になるのだ。

  WebReportCafeの生産性を実現する5つのポイント

 ここで、WebReportCafeが高い生産性を誇る5つのポイントを紹介しよう。

(1) 帳票エディタの高い操作性
(2) 既存の帳票をOCRで複製
(3) 設計しながらの帳票のプレビュー
(4) SQL文を自動生成 −−Visual SQL Builder
(5) レポートの設計情報をオブジェクトで管理

(1)帳票エディタの高い操作性

 WebReportCafeに用意されている帳票設計ツール「WebReportCafe Designer」は、開発者の視点で帳票を設計しやすくしたIDEが提供されている。中心に帳票を設計・プレビューするイメージビューを置き、左ペインには帳票のオブジェクト構造(後述)を表示するツリービュー、各オブジェクトのプロパティを設定するプロパティエディタがある。

画面1 GUIでの容易な帳票設計を実現するWebReportCafe Designer
(画像をクリックすると拡大します)

 BMPファイルを下絵としながら帳票を設計できる「下絵機能」、1ミリの狂いもない帳票の設計を支援するグリッド線機能などが提供されている。

(2)設計しながらの帳票のプレビュー

 帳票をGUIで設計した後は、実際にプレビューを行って確認したいものだ。WebReportCafe Designerは、ツール内でJava VMとPDF生成エンジンを稼働させているため、リアルタイムにPDFのプレビューが可能だ。

(3)SQL文を自動生成 − Visual SQL Builder

 帳票のカラムには、SQL文を経たデータベースからのデータ表示することができる。その際のSQL文の設計はビジュアルに行うことが可能だ。

画面2 複雑なSQL文をビジュアルな設計をもとに自動生成するVisual SQL Builder (画像をクリックすると拡大します)

 Visual SQL Builderは、Microsoft Accessのクエリー作成と同様、ビジュアルにSQL文を設計ができ、かつ、本格的な業務実装に対応した複雑なクエリーの設計が可能だ。たとえばテーブルを複数ジョインし、さらにそこからサブクエリを呼び出すような複雑な構造のSQL文も簡単にビジュアルで設計できる。設計されたSQL文はその場でジェネレートし確認することも可能だ。

 

(4)既存の帳票をOCRで設計

 帳票の開発において、時間とコストがかかる部分は旧システムからの帳票設計の移行だ。WebReportCafe Designerは、画像スキャンされた帳票を、WebReportCafe Designer上の帳票設計情報に自動的にコンバートすることができる。OCRの読み取り機能は国内最高水準を誇る。旧資産からの移行においては、抜群の生産性を実現する。

(5)レポートの設計情報をオブジェクトで管理

 ツリービューには帳票の各パーツ(オブジェクト)がツリー上で表示される。これらのオブジェクトはすべてJavaオブジェクト(.NETの場合はJ#のオブジェクト)として扱うことが可能であり、帳票の各部のプロパティの読み取りや設定、あるいはイベントハンドラの記述を容易に行うことが可能だ。プログラマにとっては、帳票の設計を慣れたプログラミングモデル上で考えることが可能であるため、生産性を高められる大きなポイントとなる。

画面3(右) WebReportCafeのツリービューには、帳票の各部がオブジェクトとしてツリー表示される。各オブジェクトのプロパティは、ツリービュー下部で設定できる。各オブジェクトはJavaオブジェクトとして扱うことができるため、プロパティもコードから動的に変更することが可能だ。そのため、例えば条件によってセルの色を変更するといった実装が簡単になる


  最新バージョンの強化点は?

 WebReportCafeは、今回J2EE版が最新バージョンにアップデートされた。最新のWebReportCafe V4では、電子署名機能、QRコード生成、前述のVisual SQL Builderの機能強化、イメージデータ埋め込みなどが注目だ。

 アリコジャパンの事例紹介でも触れた「電子署名」の機能が標準で装備されている(これまではセキュリティ・エディションにのみ搭載されていた)。証明書にはベリサインを採用し、発行者を明確にして文書の改ざんを防ぐことが可能だ。取引先に対する見積書、重要な社内稟議文書などのセキュリティ保護に活用することができる。

 QRコードは、バーコードに対してより多くの情報を埋め込めるように開発された2次元コードだ。WebReportCafeでは、データベースの値からQRコード(モデル2に対応)を自動生成することが可能だ。QRコードは、大量の納品データをワンタッチで収集したり、より情報密度の高いPOSシステムによって、在庫管理や販売分析が可能になるためニーズが高まっている。QRコードの生成機能は重宝される機能となるだろう。

 イメージデータ埋め込み機能は、画像データを帳票フォームに埋め込み、これまで別々のファイルであった帳票フォームと画像データを1つのファイルで管理する。シンプルな機能だが、デプロイの際には管理面で便利な機能だ。

 以上、WebReportCafeの特長にフォーカスして紹介してきたが、同製品のPDF出力の基本フローは下図のようになっている。

図1 WebアプリケーションサーバからのPDF出力  
(画像をクリックすると拡大します)

 WebReportCafeは、J2EEに準拠したWebアプリケーションサーバ、あるいは.NETプラットフォーム上のアプリケーションに容易に組み込むことができる。J2EE環境においては、帳票生成コアライブラリ「WebReportCafe for Java Engine」が提供される。実体はJavaのライブラリであり、帳票アプリケーションの柔軟な実装を可能にしている。特筆すべきは、OracleやSQL Serverなどの主要データベース、CSVファイル、XMLファイル等に対するデータマッピングが自動化されるため、開発者のコーディング負荷は激減する。

 「WebReportCafe Server」は、帳票の出力要求から実行、結果通知、参照までの帳票システム機能を装備している。HTMLクライアントからの要求は、プリンタへの直接印刷、WebブラウザへのPDF出力、メールへの添付などで出力など、さまざまなレスポンスを選択できる。

図2 帳票システムの運用環境を手軽に実現

 WebReportCafeは、ここまで紹介した機能がデフォルトでオールインワンで提供されている。この点が他社のツールとは大きく異なる点であり、開発者にとっては開発効率、エンドユーザーにとっては要件への柔軟な対応と大幅なコストの削減をメリットとして提供する。既存帳票からWeb帳票へのマイグレーション、電子署名機能による企業情報セキュリティの確保など、今後ますます需要が高まる案件に応える製品だ。さらに詳しい情報は、下記のWebReporCafeのポータルサイトを参照してほしい。評価版をダウンロードすることができるので、ユーザー自らが製品を試すことも可能だ。

WebReporCafeのポータルサイト
(画像をクリックするとサイトにジャンプします)
 
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