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@IT > Ajaxが業務アプリケーションにもたらすメリットを語る |
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AjaxはWebブラウザだけを用いるシンクライアントなソフトウェア構成であっても、高い操作性やスムーズな動作を実現し、しかもサーバへの負荷を最小限にすることで運用コストを下げつつスケーラビリティを向上させることができる。今後の情報システムで主流となる技術の最有力候補だ。 Ajaxが注目されている理由を詳しく解説する前に、情報システムの現状を整理しておこう。 ■Ajaxにたどりつくまでの情報システム かつて業務アプリケーションの多くは、クライアント/サーバ形式で作られていた。この形式では、クライアントアプリケーションを柔軟に開発できるため、十分な機能と使いやすさを備えた業務システムの実現が可能だ。しかし、システムに変更があるたびにすべての利用者のアプリケーションを入れ替える必要があるなど、大規模になるほど運用やメンテナンスにかかるコストが非常に高くなる。
その解決策として登場したのが業務アプリケーションのWeb化だ。 クライアントにWebブラウザを使い、ユーザーインターフェイスをHTMLで記述する。クライアントアプリケーションの配布が不要となるため、運用やメンテナンスにかかるコストが大幅に削減された。現在ではグループウェアやERP、CRMなど多くの業務アプリケーションがWebアプリケーション化されている。 しかし課題もある。特に、HTMLで作られるユーザーインターフェイスではあまり凝ったことはできない。また、画面書き換えのためにサーバとの通信が頻繁に発生し、利用者はしばしば待たされ、またネットワークやサーバへの負荷も無視できない。 ■Ajaxが持つ3つの技術的特徴 こうした欠点を補うために、「リッチクライアント」あるいは「リッチインターネット・アプリケーション」で総称されるさまざまなテクノロジが約2年前から登場してきた。その中で最も熱い注目を浴びているのがAjaxである。 Ajaxの技術的な特徴を挙げるとすれば3つある。
Ajaxを利用することで、クライアント/サーバ形式のアプリケーションが持つ高い柔軟性と、Webアプリケーションが持つ運用コストの低さやメンテナンス性の高さを両立できる。さらに付け加えるならばJavaScriptは標準技術であり、特定ベンダの思惑に左右されにくい。これらがAjaxが注目されている大きな理由であり、これからの情報システムを構築するテクノロジの条件を備えているといえる。 ■Ajaxの鍵を握るフレームワーク 実際にAjaxを用いたアプリケーションの例として、ネオジャパンが開発中の次世代グループウェア「Bindows版 desknet's」の画面を見てもらおう。
まるで通常のメールクライアントのように見えるだろうが、AjaxによってWebブラウザ上にこのようなアプリケーションをダイナミックに構築することが可能になるのだ。 これからの情報システムでは、クライアント側に業務アプリケーションを持つ必要はなくなり、そのほとんどがこのように高い完成度を持つWebアプリケーションとしてサーバから配信されることになる。 しかしAjaxはまだ登場したばかりのテクノロジであり、まだ未成熟な部分もある。特に開発環境の充実はこれからだ。JavaScriptは言語であり、それを基礎に高度な業務アプリケーションを構築するには、ライブラリやコンポーネントなどのフレームワークが必要だ。 Ajaxでは特に動きの速いベンチャー企業からこうしたフレームワークが多数発表されている。その中で注目されるのが米MB Technologies Inc,がリリースするBindowsである。Bindowsは名前から想像されるとおり、WebアプリケーションにWindowsアプリケーションのルック&フィールを提供するフレームワークであり、オブジェクト指向や大規模開発をサポートする。 そしてそのBindowsを用いて、次世代のグループウェアとして開発されているのが、ネオジャパンのBindows版 desknet'sである。また同社は、Bindowsの日本総代理店としても活動し、Ajax市場において先進的な役割を果たそうとしている。 Ajaxは登場して間もない技術であり、まだ市場に本格的な業務アプリケーションとしてAjaxを用いたものはない。Bindowsフレームワークを用いることで迅速な開発を行い、早期の製品投入を狙う同社は、その中で一歩リードする存在といえる。 ■Ajaxが業務アプリケーションにもたらすメリットを語る 幕張メッセで6月7日から9日までの3日間開催されるINTEROP TOKYOの展示会のネオジャパンのブースでは、Ajaxを用いた次世代アプリケーションの姿、そしてそれがもたらすメリット、あるいは今後の進化について直接問いかけ、また自身の目で確かめることができる。 特に、6月9日(金)の2時と4時の2回にわたり、「Ajaxがもたらす情報システムの変革」と題したセッションで、Ajaxは今後の情報システムにどのような変化をもたらすのか、ステージのうえで議論する予定だ。 さらに、ブースではBindows版 desknet'sを初展示。ぜひ実際に触ってそのスムーズな操作を体感して欲しい。 情報システムに関わる方々にとって、Ajaxがもたらす変化は決して小さくない。会場でぜひ議論に参加し、自分なりの結論を持ち帰っていただきたい。
提供:ネオジャパン株式会社
企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT 編集部 掲載内容有効期限:2006年6月9日 |
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