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@IT > リッチクライアント・プラットフォーム製品でミッションクリティカル市場を牽引する |
企画:アットマーク・アイティ
営業企画局 制作:アットマーク・アイティ 編集局 掲載内容有効期限:2004年2月5日 |
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「Biz/Browser」は、独自形式のCRS(Chain Reflection Script)ファイルを使って高速画面表示を可能にしたWebリッチクライアントソフトウェアである。2002年1月にリリースされたV3でブレークし、大手企業による大規模導入も始まっている。日本発のソフトウェアとして、リッチクライアント市場をどのように牽引していくのか。同社リッチクライアント エバンジェリストの山形浩一氏にお話を伺った。 ●リッチクライアントのポジショニングを考える
リッチクライアントを考える場合、エンターテイメント領域で、マクロメディアが先行してきたために、イメージとしてリッチクライアント=「Flash」と認識しているユーザーが非常に多いようです。しかし、市場に投入されている代表的な製品をそれぞれの機能──業務入力ユーザーインターフェイス、帳票印刷、ローカルファイルアクセス、マルチメディア機能などの面で比較してみれば、実際にはコンセプトおよび適用領域の異なる製品がさまざまに存在していることがよく分かります。 そこで、まずは各製品のポジションをきちんと把握することが必要かと思います。図1は現在入手できる主なリッチクライアント製品に関して、その実現目的の差異をそのニーズ、目的および適用領域を簡易的に図解したものです。例えば、動画やアニメーションを中心としたデザイン表現を可能にしたいなら「Flash」が有力な選択肢ですし、インタラクティブなグラフ解析/電子ドキュメントを実現したいなら──、といった選択肢が思い浮かびます。それに対して、業務システムへのデータエントリなどのミッションクリティカルな業務に適用するなら、「Biz/Browser」がもっとも相応しい選択肢だと考えています。 つまり、「Biz/Browser」はグラフィックデザイナーがWebにおける画像表現をより豊かにするためのツールではなく、IT技術者がミッションクリティカルな企業業務システムを開発、構築するためのソリューションを提供する基盤製品なのです。
●V3で企業の支持を受け、大規模、大量導入で22万ライセンスへ なぜ、企業業務システムにリッチクライアントが必要なのか──。情報取得や閲覧のためのHTMLではなく、基幹システムへのエントリなどの業務をWebシステムとして実現するために本当に必要とされるユーザビリティとレスポンス、そして最も重要であるシステムの信頼性を確保できるWebクライアント製品の開発に着手したのは、バージョン1(V1)が正式リリースされる2年前の1997年でした。当時、企業業務システムを構築するエンジニア向けのリッチクライアント・ソリューションがなかったのです。 「Biz/Browser」は開発を続けていく中で、CRSのJavaScript文法互換、VBライクなGUI、イベントハンドリングなどの標準技術を採用する一方、メモリなどクライアント・マシンのハードウェアリソースを効率よく利用する技術の実装などによって、ミッションクリティカル分野での利用に十分耐え得る高い信頼性を実現してきました。 そしてV3でMicrosoft® Internet Explorer のプラグインをサポートしたところ、V2までの1万ライセンスから一気に22万ライセンス(2003年10月末現在)へとユーザーが急増しました。さらにV4でもすでに数万ライセンスの利用予定が見込まれています。 ●先進技術を搭載したV4をリリースすることになった本当の理由 今回のBiz/Browser V4および開発環境としてのBiz/Designerを始めとする製品リリース時期は、最近の企業業務システムのWeb利用市場および全世界的な標準技術動向をタイムリーに読み取り、決めています。 というのは、前述したように「Biz/Browser」はミッションクリティカル分野でタフな企業ユーザー利用に十分に耐えうるリッチクライアント製品として、事実上の業界標準という評価をいただいておりますが、良い評価をいただいているが故に、より製品機能としての高みを求められ続けているということが今回のバージョンアップの理由です。この分野において、標準製品であるということは、その製品がブラッシュアップを先行して行っていくことによって、より多くの方々にリッチクライアント自体の有用性を感じていただく義務があると考えています。 もちろんBiz/Browser V3でもミッションクリティカルな業務システムへご採用いただいてまったく問題ありませんが、「Biz/Browser」は企業システムクライアントにおけるプラットフォーム製品です。実際に利用するユーザー企業の立場でいえば、プラットフォーム製品を導入してから頻繁にほかのプラットフォームへの乗り換えや大きなバージョンアップを実施するというリスクはできるだけ取りたくないでしょう。できれば導入の時点から2年間程度は、同じ製品を使い続けられるという保証が欲しいのではないでしょうか。 いまから2年後の企業システム環境を考えたとき、どうしても外せないテクノロジとして「Webサービス」が挙げられます。そこで、Webサービスに対応し、先進かつ標準技術を搭載した「Biz/Browser
V4」を2004年1月に市場投入することにしました。いますぐというわけではないが、今後Webサービス利用をにらんだシステム投資計画を持っている企業の方々にも安心してご採用していただきたいと考えています。
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