N+Iの歩き方(第2回)
幕張メッセにブロードバンド迫る!
ShowNet、ShowNet+でブロードバンドを体験
2001/5/12
「ShowNet」とは、展示会場内・イベントホールの各出展ブースやコンファレンス会場を結ぶ高速ネットワークだ。最高の技術陣が最新の製品を使い、N+Iの会期中だけ幕張メッセ会場に構築されるブロードバンドネットワークは、昨年のN+Iでも大きな話題となった。
今年はさらに、都内のブロードバンドアクセスキャリアの協力を得て、出展者のオフィスと幕張メッセを結ぶ「ShowNet+」も構築する。プロトコルとしては昨年と同様に、IPv6のサービスを利用することが可能。またShowNetの外部とはIPv6
to IPv4トランスレーションを行い、ShowNet内のIPv6対応機器から、インターネット上のIPv6サービスはもちろんIPv4サービスを利用できる。
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会場内メディアとしては、WDM、SONET、 RING(OC-192/OC-48)、POS(OC-192/OC-48)、10Gbps
Ethernet、1000Base-SXを採用している。また、今回のN+Iでは、LRE(Long Reache Ehternet)技術を採用し、10Base-S、ADSL(Annex
H)が出展社に提供され、会場内のネットワークが構築されている。そして、会場とインターネットは複数のIXポイントを経由して高速回線で結ばれている(クリックすると拡大します) |
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さまざまなかたちでShowNetを体験 |
ShowNetは誰でも体験することができる。まず、ShowNetアクセスコーナーがイベントホールに設置されている。ここで、数ギガ級のネットワークを体験することが可能だ。
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会場のネットワークは昨年に引き続いて「NOCチーム・メンバー」によって構築される。日本のネットワークをリードする技術者達を結集した頭脳によって、ShowNetは構築・運営される |
会場内のネットワークは、N+Iのために結成される技術者手段「NOCチーム・メンバー」と、そのサポートを行う「STMメンバー」によって構築される。STMメンバーは、学術団体、業界関係者を中心に公募され、ShowNetの構築・運営にあたる。
ShwoNetが提供するブロードバンドネットワークを誰もが体験できるように、3つのプログラムが用意されている。
●ShowNet TV
ShowNetを巧みに使いながらの、ブロードバンドネットワークの新しい使い方や将来性などのデモンストレーションを会場内、インターネットに向けて配信します。パブリックスペースのスタジオからの放送は、1日に3〜4回のペースで行われる。
●ShowNetウォーキングツアー
ただ見ているだけでは、最新の機器と技術で構築されたネットワークの中身はわからない。ShowNetウォーキングツアーは、NOCチーム・メンバーが会場内の主要ポイントをまわりながら、ShowNetを構成する先端技術や、構築時の苦労話などを詳細に説明してくれる。
昨年も好評を集めたこの企画。最先端のネットワーク技術をトップレベルの技術者から学べる絶好の機会といえる。是非、参加したい企画だ。
●ShowNetテクニカルセミナー
NOCメンバーからさらに詳しい解説を受けるために用意されたセミナーだ。参加者には、ShowNetの構築前の事前作業であるHot Stageの模様や実際に幕張メッセに構築、運用されていく過程などの貴重な映像を収めたShowNetテクニカルビデオがセットで付いてくる。
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Shownet+は、会期中に会場と出展社間をつなぐ巨大実験プロジェクト |
より詳しくはこちら:
ShowNetテクニカルセミナー |
STS |
ShowNetテクニカルセミナー |
06月07日(木) 18:30-19:30
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講演概要
NetWorld+Interop のShowNet構築・運用に携わっているNOCメンバーによるテクニカルセミナーです。本年度のShowNetで用いている最先端のネットワーク技術について解説します。また、今年のShowNetの構築前の事前作業であるHot
Stageの模様や実際に幕張メッセに構築、運用されていく課程などの貴重な映像を収めたShowNetテクニカルビデオがもれなくセットで付いてます。
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