「MISTY」とは、暗号鍵の長さが128bit、ブロックの長さが64bitの共通鍵ブロック暗号である。
特筆すべき点として、MISTYは差分解読法、線形解読法といった一般的な解読法に対しての安全性が理論的に証明されていることが挙げられる。
MISTYには「MISTY-1」「MISTY-2」の2種類が存在するが、違いとしては内部のアルゴリズムの違いのみである。安全性と性能との兼ね合いから、基準としてMISTY-1は8ラウンド、MISTY-2は12ラウンド以上が推奨される。
MISTY-1は日本の暗号技術評価プロジェクト「CRYPTREC」による推奨候補暗号リストに掲載されている。
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■更新履歴
【2004/1/1】初版公開。
【2019/1/15】最新情報に合わせて内容を書き直しました(セキュリティ・キャンプ実施協議会 著)。
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