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テキストフィールドの実現SwingでJavaに強くなる(3)(1/2 ページ)

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 第2回「JFrameにコンポーネントを配置する」では、ボタンやラベルといったGUIコンポーネントをJFrameに配置する方法を紹介しました。

 今回はテキスト入力に使うコンポーネントを紹介し、JFrame上で動作するようにしていきます。 

テキストフィールドとは?

 テキストフィールドとは、ユーザーがテキストを入力するためのコンポーネントを指します。

 Webで何かを注文するときには、住所や氏名を入力することがありますね。そのときの入力するフィールドをテキストフィールドとしてイメージしていただくと理解しやすいと思います。

 今回はSwingで利用できるテキスト入力用コンポーネントとして、1行分の入力ができるJTextField、複数行の入力ができるJTextAreaを紹介します。

コンポーネントの配置

 今回は、図1のようなウィンドウを作成し、テキスト入力用のコンポーネントについて解説していきたいと思います。

図1 今回作成するアプリケーション
図1 今回作成するアプリケーション

プロジェクトの作成

 今回用に「SwingChapter03」という名前のプロジェクトを作成します(第1回の「プロジェクトの作成」を参考にして作業してください)。

クラスの作成

 GUIアプリケーションの起動および各コンポーネントの作成を担当するクラス「SwingAppMain」を作成します。

1.メニュー[ファイル]→[新規]→[クラス]を選択

2.パッケージに「swing.sample」を入力

3.名前に「SwingAppMain」を入力

4.public static void main(String[] args)をチェック

5.「終了」を押下し、ソースファイルを作成

 SwingAppMainが作成できたら、以下のように記述してください。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 このソースコードでは、図1のような画面を表示するために以下のようなことを行っています。

(1)以下のクラスのインポートを行う

  • java.awt.BorderLayout
  • import javax.swing.JButton;
  • import javax.swing.JFrame;
  • import javax.swing.JScrollPane;
  • import javax.swing.JTextArea;
  • import javax.swing.JTextField;

(2)「JFrame」クラスのインスタンス(mainFrame)を生成し初期設定を行う(詳細は第1回の「クラスの作成」を参照してください)

(3)mainFrameのContentPaneを取得する(contentPane)

(4)「JTextField」クラスのインスタンス(textField) を生成する

(5)「JTextArea」クラスのインスタンス(textArea)を生成する

(6)「JScrollPane」クラスのインスタンス(scrollPane)を生成し、textAreaを追加する

(7)「JButton」クラスのインスタンス(button)を生成する

(8)contentPaneにtextField、textArea、buttonを追加する

(9)ウィンドウを表示する

アプリケーションの実行

 「SwingAppMain」クラスの記述が終わったら、早速ウィンドウを表示してみましょう。メニュー[実行]→[Javaアプリケーション]を選択して実行します。

図2 実行結果
図2 実行結果

 テキスト入力用コンポーネントが配置されたウィンドウが表示されましたね。

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