Webの情報を関連付けるタグで管理・検索を便利に:5分でネットがわかるシリーズ(2)(4/5 ページ)
Webサービスに大変革をもたらすという「タグ」。タグがWeb情報の分類、管理、検索にもたらすメリット知って、効果的に活用しよう
タグが活用されているサービス
●写真の投稿・管理サイト
いろいろなタグについていろいろ書いてみましたが、具体的にはどんなサービスがあるのか、見ていきましょう。
タグのサービスを組み込んで世に初めて出したWebサービスが、写真の投稿・管理サイトのflickr(http://www.flickr.com)です。自分がアップロードする写真データに「秋葉原」「メイドカフェ」「末広町」など、関連するタグを付けることができます。自分が観賞する際に簡単に検索できたり、同じタグを付けている他人との写真の連携が取れています。
●ソーシャルブックマーク
自分が気になったWebサイトのブックマークをネットで登録・公開できる「ソーシャルブックマーク」というサービスがあります。Web上にブックマークするため、ユーザーは自宅でも会社でも、どんなマシンでも同じブックマークを参照することができます。またほかの人がどんなWebページをチェックしているかを参考にでき、異なるユーザーでも同じURLが多数ブックマークされていれば、それは現在話題のWebページとして追っかけることができます。
このソーシャルブックマークもURLを登録する際に「タグ」を付けることができ、タグから同じ内容のURLを追っていくことが可能です。ソーシャルブックマークのタグを「ソーシャルタギング」といいます。日本では、はてなブックマーク(http://b.hatena.ne.jp/)が有名です。
●ブログ
ブログにタグを付けて情報を管理するサービスやトレンドはあまり活発ではありません。しかし、検索サイト「テクノラティ」には「タグ検索」(http://www.technorati.jp/tags.html)機能があり、この機能を生かすためブログ上でもタグを付けるように呼び掛けています。
ブログでのタギングはまだまだ利用者が少ないので、ブログとタグを絡めたサービスはいろいろと登場しそうです。
●動画
動画のアップロードで有名な「YouTube」(http://www.youtube.com/)もタグサービスが導入されています。関連するタグや自分がアップした動画の管理にとても便利です。
●メールサービス
メーラー、Webメールサービスの多くは、フォルダを使ったディレクトリ型でメール・情報を管理しています。が、最近はタグを利用してメールを管理しようとするサービスも出現しました。それはGoogleのWebメールサービスGmailです。もともとGmailは「メールはフォルダ分けで管理するのではなく、Googleの強力な検索機能を使って管理する」というコンセプトで運営されています。しかし、検索機能で補えない部分を「ラベル」といわれる分類タグを使って、受信メールの整理ができるようになっています。
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