ODTを使ったVisual StudioからのPL/SQL開発:.NETユーザー必見! Oracle 10gのお作法(2)(1/4 ページ)
オラクル社が提供する3つの.NET環境用開発ツール「ODP.NET」「ODT」「ODE.NET」。Oracle 10gリリース2に対応した最新版を使って、Oracleデータベースを前提とした.NETアプリケーションの開発手法を解説する。(編集部)
前回「小手調べにASP.NETからOracleに接続してみよう」では、オラクル社が提供しているMicrosoft .NET(以下、.NET)環境用の開発ツールの概要からセットアップ、データを参照/更新する簡単なデモアプリケーションの作成までを行いました。今回はより実践的に、Oracle Developer Tools for Visual Studio .NET(以下、ODT)を使用した表やストアドプロシージャの作成からデバッグ、さらにASP.NETアプリケーションと連携したストアドプロシージャのデバッグまでを解説します。
Oracleエクスプローラの表示
ODTをセットアップしたVisual Studioを起動すると、ツールバーの[表示]に[Oracleエクスプローラ]が表示されます(ODTセットアップの詳細については前回をご覧ください)。これをクリックしてOracleエクスプローラを起動します(図1)。
Oracleエクスプローラが表示されたら、[データ接続]を右クリックし[接続を追加]を選択します(図2)。
[接続の詳細]タブから図3を参照して必要な接続情報を入力し、[OK]をクリックします。
するとOracleエクスプローラにスキーマ情報が表示されます(図4)。
ODTからテーブルを作成する
それではOracleエクスプローラを使ってテーブルを作成します。Oracleエクスプローラの[表]上で右クリックし[新規リレーショナル表]を押下します(図5)。そして表1の定義で社員の居眠り回数を記録するDOZE表を作成します。
列名 | 型 | Default | 主キー |
---|---|---|---|
EMPNO | NUMBER (4,0) | - | 1 |
COUNT | NUMBER (3,0) | - | - |
FIRST | DATE | SYSDATE | - |
RECENT | DATE | SYSDATE | - |
表1 DOZE表のスキーマ定義 |
次に[制約]タブをクリックし、主キー情報を入力します。入力を終えたらウィンドウ右下の[保存]をクリックしDOZE表を作成します(図6)。
作成したテーブルにデータを入力しましょう。DOZE表を右クリックし[データの取得]でデータの参照/入力画面を表示します(図7)。
図8のように1件のデータを入力し、ウィンドウ右下の[保存]を押すと入力が完了します。
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