今回から新しく始まった「いまさら聞けないリッチクライアント技術」シリーズ。毎回1つのリッチクライアント用語・技術を取り上げて解説をします。レベルとしては初心者から中級者を想定しているので、気軽に読んでくださいね。
記念すべき第1回は、Web2.0時代の「XML」についてです。皆さんも一度はこの用語を聞いたことがあると思います。XMLはどんな技術なのか? XMLを使うと何がいいのか? 見ていきましょう。
ネットの世界はXMLだらけ
まずXMLはどんなところで使われているのでしょうか。XMLがベースとなっている一番なじみが深いサービスは、サイトの更新情報を伝える「RSS」です。
GoogleやWeb2.0系のサービスで使われている「Ajax」。Ajaxの正式名称は「Asynchronous JavaScript+XML」なのですが、XMLの文字がしっかり入っています。
Microsoft Office 2007では、保存するファイル形式の1つに「Open XML」というXMLが採用されています。詳しくは、Microsoft Office (2007) Open XML ファイル形式の概要をご覧ください。
ほかにも、テレビのデータ放送(BML)やXHTML、SOAP、VoiceXML…… などなど、さまざまな技術にXMLが利用されています。
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