ノベルは8月7日、中堅中小企業を対象に「Xen仮想化スターターキット」の販売を開始した。Windowsサーバ仮想化を手早く容易に行えるソリューションで、日本IBMのx86サーバ「IBM System x シリーズ」（タワー型、ラック型、ブレード型）と、Xenを標準搭載するノベルのサーバOS「SUSE Linux Enterprise Server 10」、仮想化されたWindowsを高速に動作させるための仮想化ドライバ「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」をセットにした。ソリューション構築のための「Windows Server仮想化ソリューションキット設定ガイド」も付属する。販売やサポートはサイオステクノロジーが行う。
マイクロソフトとノベルは2006年に協業を発表しており、ライセンス上の問題や技術的な課題をクリアしたソリューション。Windowsサーバの仮想化をサポート付きで行える。仮想化環境中で稼働するWindowsにインストールするストレージおよびネットワークのドライバが最適化されており、ネイティブ環境に近いパフォーマンスが得られる。このドライバはマイクロソフトとの協業でノベルが開発したプロプライエタリな製品だ（参考記事：Xenで動かすWindows Server 2008）。
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