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JUnitより簡単なオープンソースの「TestNG」とは?次世代テストフレームワークでテストを変える(1)(3/3 ページ)

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TestNGのEclipseプラグインを導入

 さて、実際にテストを実行するため、TestNGのEclipseプラグイン「TestNG Eclipse plug-in」を導入しましょう。ここでは、Eclipse Ganymede(バージョン3.4)にプラグインを導入します。以下の手順に従って、Eclipseプラグインをインストールしてください。

1.メニューの[ヘルプ]→[ソフトウェア更新]を選択する

2.[ソフトウェア更新とアドオン]ダイアログで[使用可能なソフトウェア]タブを選択する

3.[サイトの追加]を押した後、TestNGプラグインのアップデートサイトのURL「http://beust.com/eclipse」をロケーション項目に入力し、[OK]ボタンを押す。チェックボックス「http://beust.com/eclipse」にチェックを入れ、[インストール]ボタンを押す

図3 [使用可能なソフトウェア]
図3 [使用可能なソフトウェア](画像をクリックすると拡大します)

4.[インストール]ダイアログで[使用条件の条項に同意します]にチェックを入れ、[終了]ボタンを押す。ダウンロードとインストールが成功したら、再起動を促すダイアログが表示されるので、[はい]を押す

図4 [インストール]ダイアログ
図4 [インストール]ダイアログ

5.テストを実行するには、[パッケージ・エクスプローラー]または[プロジェクトエクスプローラー]でテストクラスを選択し、右クリックから[実行]→[TestNG Test]を選択する

図5 [TestNG Test]を選択
図5 [TestNG Test]を選択

6.テスト結果は、JUnitと同様成功が緑、失敗が赤で表示される

図6 Eclipseプラグイン上のTestNGの実行結果
図6 Eclipseプラグイン上のTestNGの実行結果

次回は、TestNG独自の強力な機能を解説

 連載の第1回である今回は、Javaエンジニアになじみ深いJUnitとの比較を通じてTestNGを解説しました。JUnit 3にはいくつか問題点がありましたが、それらを解消したTestNGによって、よりテストを作成しやすくなります。

 また、JUnit 4と基本的な使い方が似ているため、JUnit 4からTestNGへ移行することも容易です。こうしたことは、さまざまなスキルレベルのメンバーがいるプロジェクトやチームを考えると特に重要です。

 今回はJUnitとの比較であったため、TestNGに移行するメリットを感じづらかったかもしれません。TestNGにはJUnit 4にもない強力な機能が多くあります。次回はそれらTestNG独自の機能を解説し、TestNGへ移行するメリットを感じてもらえればと思います。


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