SLAを定めていて信頼性が高い「Morph AppSpace」
Morph Labsによって提供される、オープンソース技術により仮想化されたアプリケーション実行環境を提供するPaaSサービスです。
Amazon EC2やS3を基盤技術として利用し、そのうえにアプリケーション実行環境を構築しています。データベースをHA構成で提供しており、信頼性が高い点が特徴です。今回紹介するクラウドの中で唯一SLAを定めており、99.9%以下の稼働時間の場合、有償サービスを受けていれば、料金が返却されます。
Morph AppSpaceは、キューブと呼ばれるアプリケーション・スタックを組み込んだ仮想マシン単位で、アプリケーションの実行環境で管理しています。Morph AppSpaceの無償利用の範囲は、下記のとおりです。
- 1キューブ
- データベースサイズ:1Gbyte
- メモリ使用量:128Mbytes
- 1日のデータ転送量:10Gbytes
Morph AppSpaceについては、少し古いですが、以下の記事も参考になると思います。
Java/GrailsのWebアプリを無料クラウド環境で動かす
Ruby on Railsも動かせる「Morph AppSpace」とは?
最近よく聞く「クラウド」って何なの? 開発に役立つの? という人にこそ見てほしい無料クラウド環境紹介記事です
スナップショットやリストア機能を持つ「Stax」
Stax Networksによって提供されているクラウドサービスです。Stax Networksは、開発者が迅速にビルドや管理ができ、スケール可能なWebアプリケーションを開発するためのツールとサービスを提供するために、Staxの開発を行っています。
Staxは、Morph AppSpaceと同じく、Amazon EC2上にアプリケーション実行環境としてクラウドを提供しています。Staxは、Morph AppSpaceと異なり、複数のアプリケーションを1つの仮想マシンで共有して動作させています。正式版のリリース時には、アプリケーションごとに仮想マシンを割り当てるか、共有させるかを選択できるようになります。
データベースのスナップショットやリストア機能を提供しており、Webのインターフェイスから簡単にスナップショットと取ったり、リストアできます。現在、Staxはβ版ですが、β版は無償で利用できます。
Javaクラウドの15機能を表で徹底比較!
さて、ここまで紹介してきたクラウドは、どのような違いがあるのでしょうか。表に機能の比較を示します。
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