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「Linux標準教科書」がバージョンアップ、EPUB形式でも提供内容もCentOS 6.3ベースにアップデート

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 オープンソースソフトウェア(OSS)/Linuxの技術者育成と認定試験の普及を目的に設立されたNPO法人、LPI-Japanは10月1日、Linuxについて基礎から学ぶことのできる学習教材「Linux標準教科書」の新バージョン、「Linux標準教科書 Ver2.0.0」の提供を開始した。クリエイティブコモンズに基づき、無償で提供される。

 Linux標準教科書は、「Linuxとは何か」に始まり、基本的なコマンドやviエディタ、シェルスクリプトの使い方について解説した、教育機関や企業教育向けのコンテンツだ。これまでに20万件のダウンロード実績がある。

 新バージョンのVer2.0.0では、閲覧環境の多様化を踏まえ、PDF形式に加え新たにEPUB形式での提供を開始。スマートデバイスや電子リーダーでも閲覧できるようにした。

 内容面では、実習例で利用しているOSを、従来のCentOS 5.1から最新バージョンのCentOS 6.3に変更したほか、記述内容や実習例などを見直した。また、要望の多かった「Linuxのインストール」に関する説明を加えるなど、企業での活用に則した内容に更新しているという。

 Linux標準教科書 Ver2.0.0はLPI-Japanのサイトからダウンロードできる。LPI-Japanでは今後も、最新の技術動向に対応するため、随時アップロードを行っていく予定だ。また、テクスト作成やアップデートに関する意見は、メーリングリストやWikiサイトで募集している。

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