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さらば386プロセッサ――Linuxカーネル 3.8、リリースファイルシステム周りでいくつかの改善

Linuxカーネルの最新版となる「Linux 3.8」が2月18日に公開された。ファイルシステム周りでいくつかの改善が盛り込まれた一方、事前に伝えられていた通り、386プロセッサのサポートは打ち切られた。

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 Linuxカーネルの最新版となる「Linux 3.8」が2月18日に公開された。極めて小さなサイズのファイルをinodeに組み込み、ディスクの仕様効率を改善させるファイルシステム、Ext4のサポートなどが特徴だ。また事前に伝えられていた通り、386プロセッサのサポートは打ち切られた。

 Ext4のサポートでは、未使用のinodeスペースに極めて小さなファイルを保存できるようにしてディスクスペースの無駄を省き、パフォーマンス向上を図った。

 このほかの新機能として、Btrfsの機能強化(デバイス交換にかかる時間短縮などの効果が見込まれる)、SSDに最適化された新しいファイルシステム、F2FS(Flash-Friendly File System)のサポート、XFSのジャーナルチェックサム、Huge Pagesにおけるゼロページのサポート、メモリリソースコントローラのカーネルメモリ計算サポート、自動NUMAバランシングなどが盛り込まれている。

 なお、386プロセッサのサポートは打ち切られる一方で、486のサポートは継続している。

 リーナス・トーバルズ氏は3.8のリリースに当たり、「ある小さなパッチの確認を待っていたためにリリースが数日遅れたが、おかげで意図したような『プレジデントデー』の特別リリースになった」とコメントしている。

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